Glaucia Nasser / A Vida Num Segundo

型番 GRIGN 0701
販売価格 2,515円(税込)
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バックミラーに映るはにかんだ笑顔は新たな道を見つけた彼女の気持ちの証。メランコリー、透明な哀愁旋律の宝庫、ブラジル・ミナス州出身のMPBシンガーが贈りだす3枚目のアルバムは”天井知らずに突き抜けた開放感をもたらすフォーキー・ポップ・ブラジレイロ”。芯の通った太いバンド・サウンドとアコースティック・ギターのストローク、ファルセットでひらりと身を返すしなやかさ。同郷のコンポーザー-ヘナート・モッタが手がけた1stでシットリとした質感を手に入れ、エレピを多用した2ndではジャズ・フュージョン・タッチながらパト・フの曲をバラッドにしてカヴァーするなど、レパートリーの幅を拡げてきました。そして大きく飛躍した今作、まず共同プロデューサーのルイス・エンリケによる鉄弦のアコースティック・ギターに骨太のリズム隊、まさしく70's U.S.シンガーソングライターもので聴かれるようなダイナミズム、迫力に溢れたアコースティック・サウンドで足場を固めています。マリーザ・モンチにも匹敵するしなやかに透き通った声はMPBレジェンドのクオリティー、バンド編成によるフォーキーで時にビッグ・バンド・ブラス、時に複数のヴァイオリン、時にサンバ、と彩りを添えながら綴られる煌めく叙情。親密なメンバー(イヴァン・ホーザ / bなど)と書き上げられた珠玉の曲群はまるで”現代のクルビ・ダ・エスキーナ (M.ナシメントやロー・ボルジスらミナス出身のアーチストによる70’s初頭のムーヴメント。)”。夏の車窓で聴きたいです。


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伊藤亮介



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