ルイス・タチやナー・オゼッチ、知性派かつアヴァンな活動で伝説となっているグルーポ・フーモ周辺のアーチストに師事し、ソロでデヴューしてからもボサノヴァ/MPBの路線を追求してきたマヌ・ラフェール。冒頭からブルーノートへの来日でも話題となったジョン・ピザレリ本人が参加しての未発表ボサノヴァ曲にラフェールが葡語歌詞を付けたヴァージョン・カヴァーのタイトル曲、そして徐々にヒートアップしてゆく"agora e nos"、女性シンガー - ジアナ・ヴィスカルヂが参加した芳しき"esmalteca"、eピアノの用い方がブリージンなジャズ調の佳曲の数々と洗練されたMPBのエッセンスにぐいっと惹き込まれてしまいます。中には東京・田端駅の発車メロディに推薦したくなるm-11"Tabatha" なども。ジアナの「Orum」などアレ・シケイラとタッグを組むことの多いバイーアの音楽家レチエリス・レイチのアレンジで、マヌ・ラフェールのメロディ・メイカーとしての才をひときわ引き立てています。
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