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Les Blerots de R.A.V.E.L. / Timbre

型番 TAMB02
販売価格 2,515円(税込)
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小粋で洒落の効いた楽団のパフォーマンスは更に熱を帯びて、今作は東欧圏のルーツ・リズムを含んだ新たな物語が目くるめく速度で繰り広げられます。自身たちのショーを”スペクタル”と称し、その名に恥じないシアトリカル、劇的なステージで人気を博すヌーヴェル・セーヌ・フランセーズの7人組 - レ・ブレロ・ドゥ・ラベル、1万5千枚を売り上げ、バンドをフランコフォリー・ドゥ・ラ・ロシェルなどの大舞台に押し上げた前作”Voleurs du dimanche"に続く3枚目のアルバム。

ミュゼットやスウィングにジャズ、シャンソン・ヴァリエテにワルツからスカにスラブやクレズマー、東欧ロマの旋律とファンファーレ・ブラス、動物的な感覚を持って鳴らされるドラマティックなアンサンブルと、叙情性に富んだメッセージや旋律。移民文化の交差点とまでいわれたパリのバール、煙草のヤニと一緒に染み付いて木目を刻んで来たこれらのルーツ・リズムと笑い声。年期の入ったトランペット、トロンボーン、クラリネットなどの管楽器とバンジョーにコントラバス、ヴァイオリンといった生の弦楽器に、アコーディオン、メロディカなどリードを持った生の鍵盤、小口径のドラム・キットからミュージック・ソーなどの各種パーカッション,,,20もの楽器を取っ替え引っ替え、女性2人に男性5人、計7人のメンバーは立ち位置も入れ替わり、踊り跳ねながら演奏してゆきます。ギター/バンジョーの男性が吐き捨てるような台詞を唄えば、たしなめるようにアコーディオンのショート・ヘア女性がなだめ唄う。ライヴもアルバム音源も、一つのショーとして成り立った、手の込んだ作品なのです。彼らの文学的傾向は一曲目「シェイクスピア・イン・ルーズ」の中でシェイクスピアの言葉を引用するだけでなく、「トゥエルフス・ナイト」のイントロを用いるなど確かなロジックに基づいたものなのです。今作のタイトルは”Timbre = お馬鹿”、日常に垣間みる馬鹿げた出来事やオカシな人間関係を詩的な言葉で切り取り、ユーモラスに表現することに成功しています。アルバムはセドリック・クラピシュの映画サウンドトラックで知られるロイク・デュリーがアレンジメントで参加、なるほどドタバタ喜劇を観ているかのような映像が目に浮かぶ訳です。録音技師としてはサンセヴェリーノやシェブ・マミを手がけたフィリップ・アヴリルが立ち、このアルバムの品質をお墨付きなものへと仕上げています。
フランスに於けるエンターテイメントの重要な側面、いにしえの時代よりバールで踊り繰り広げられている楽しげな"スペクタクル”に耳を傾けてみませんか?前作”Voleurs du dimanche"も輸入盤流通にてロングセラー・アイテムとなっております。音楽エンターテイメントの粋とも言えるレ・ブレロ・ドゥ・ラヴェル、ジプシー音楽の好き嫌い、老若男女問わずに「聴けば、分かってもらえる」そんなバンドです。


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伊藤亮介



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