agustina becares / lupa

型番 AGBE 01
販売価格 2,096円(税込)
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アルゼンチン、メンドーサ出身の女性シンガー・ソングライター初作。近年のフレンチ・ポップに見られるような”音楽のグローバリゼーション”が息づいた穏やかなフォーキー・ギター・トーンに、純真な少女の見る夢を具現化したかのような唄声。ときに秘めたる思いがオルタネイティヴに溢れ出します。


90年代のかつて、うつむき加減に靴を見ながらギターを掻き鳴らすバンドマンたちをシューゲーザーと呼びましたが、ジャケット・カヴァーから伺うようにこちらを見つめる写真からも内気な女性の表現手段としての音楽、そんな印象を受けました。ところがアルバムの曲の並び、スチール弦アコースティック・ギターを中心にしたシンプルな構成、舌足らずにウィスパー気味ながら揺り動く感情をたゆたう旋律に載せて伝わることばにしてゆく唄声、これらの肝の据わり具合からも確信的に紡がれた音楽であることが伝わってきます。カテゴライズしがたいこのアグスティーナ・ベーカレスの音楽は友人に「ナチュラルボーン少女」と呼ばれるそう。メンドーサでベースのレッスンを受け、はじめて浴びた眩いスポット・ライトの感動を忘れられずに自発的に曲を作り始めた彼女、影響を受けた音楽家としてスマッシング・パンプキンズ、ピクシーズ、PJハーヴェイなどU.S.オルタナ勢の名を挙げていますが、歌詞はすべて西語、冒頭2曲はギターやグロッケンを中心とした完全アコースティックなシンガー・ソングライターとしての風情。メンドーサのローカル・ミュージシャンであるアンドレス・チェカレッリ(g)やダニエル・マルティン(p)がプロデュースし、共に作り上げられたサウンドは5つの和音しか鳴っていない時もあるほどにシンプル。eギターにeボウやハーモナイザーを用いたりして奥行きを与えています。アルゼンチン音楽らしいメランコリーな空気に包まれるm-6"rio despientes" はPVも制作。おもちゃ箱を思わせるガラージュ感満載なタイトル曲m-7 "lupa" 、チャイルドライクに輪舞する旋律から始まるm-9 "nudo"、ポップ・フェティッシュな魅力を携えたアルバム。

AGUSTINA BÉCARES - No despiertes from DOICHER on Vimeo.




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伊藤亮介



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