Ignacio de Loyola Brandao, Rita Gullo, Paulo Melo Jr. / Solidao no fundo da agulha ( CD+BOOK 大判 )

型番 9788566 367003
販売価格 3,761円(税込)
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カエターノからEBTGにシルビオ・ロドリゲスやホルヘ・ドレクスレルまで、いまの感覚で厳選されたレパートリーを、絹のように丁寧にアコースティック・サウンドで紡いだアルバムで高い評価を得たサンパウロの女性シンガー - ヒタ・グーロ。新作は作家である父親による文章と、写真家とのコラボレーション、 CD+豪華装丁大判BOOK の形で。
 
しばしば音楽は記憶を呼び覚まします。作家イグナシオ・ヂ・ロヨラ・ブランダォンの人生の様々な風景には常に音楽があったといいます。遠い記憶を思い起こし綴った回顧録的なポルトガル語の文章と、写真家パウロ・メロ・ジュニオールが撮りおろしたブラジルの風景やピアノのパーツ、飲み物に食べ物、そしてその時に流れていた音楽たち、子供のころに観た映画「ジルダ」のテーマである"Amado Mio" に始まり、メルセデス・ソーサが唄った"Alfonsina y el mar"、ペレス・プラードのラテン・クラシックにカエターノ・ヴェローゾが葡語の歌詞を付けた"Patricia"、オズバルド・ファレスのボレロ名曲"Quizas, quizas, quizas"、 シコ・ブアルキ=ヴィニシウス・ヂ・モライス"Valsinha"、ドローレス・デュランのサンバ・カンサォン"A noite do meu bom"、シャルル・トレネのシャンソン曲 ”Que reste-t-il de nos amours?"、これら詩的でメランコリーなメロディを持った11の曲たちをイグナシオが選択、娘である女性シンガーのヒタ・グーロがマリオ・ジルのプロデュースのもと慈しむように唄っています。レパートリーの妙と繊細なタッチで評判となったアルバム「Rita Gullo」と連なる管弦も用いた室内楽テイストの木目調アンサンブルで、よりシンプルに、唄が沁み入ります。クラリネットは名手ナイロール・プロヴェータ、ギターにはバンダ・マンチケイラなどで知られるエヂソン・ジョゼ・アルヴィスが参加、装飾的なパーカッションの用い方に見られるように、どの曲もゆったりとした柔らかいアプローチで向き合っています。ヒタの前作でも用いた表現、内に秘めた情熱をゆっくりと少しずつ外気と馴染ませていくような唄、 絹のような秘めたるラグジュアリー感を持った唄声と記憶に残る印象的なレパートリー、そして優しさを携えたアレンジメントが三位一体となって稀に見るアコースティック名盤と仕上がっています。この作品の完成版を聴いた父親、イグナシオは娘を熱く抱擁したそう。



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伊藤亮介



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