ピアノ・トリオの活動などで Sunnyside からの世界リリースもあり、その名を知られるアルゼンチンのミュージシャン/コンポーザー - アドリアン・イアイエス。ブエノス・アイレスはパレルモ地区に散在する音楽スポットのなかでも最もホットなカフェ・ビニーロのリリースするライヴ・レコーディング・シリーズでピアノ・ソロのライヴ実況録音盤が入荷して参りました。私が
目当てのミュージシャンのショーを観にカフェ・ビニーロを訪れた際も、早い夜の第1部ステージとしてこのアドリアン・イアイエスのポスターが貼ってありました。チャージも他のミュージシャンより若干お高めだった記憶がございます。コビアン"Nostalgias" やマンシ"Desde el alma"、トロイーロ"Sur" といったタンゴ作家たちのクラシコを軸に、自作、そしてスピネッタの"Laula Va"やフィト・パエス"Cable a tierra"、ビリー・ジョエル"Just the way you are" といったアルゼンチンの、インターナショナルの、ポピュラー音楽をジャズの視点で切り取ってプレイするアドリアン・イアイエスのスタイル真骨頂が2枚組で。セロニアス・モンク"Monk's mood" 、そして”Pannonica" をCD-1と2の双方で演奏しており、敬愛ぶりが伺えます。
https://www.vinilodiscos.com.ar/catalogo/adrian_iaies/