Lo Borges / HORIZONTE VERTICAL

型番 LBM 1101
販売価格 2,515円(税込)
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永遠の少年性、甘酸っぱい旋律、蒼いメランコリア。ミナス・ジェライスのクルビ・ダ・エスキーナス、最高のメロディ・メーカー - ロー・ボルジスの輝ける最新譜は、ゲスト・ヴォーカルに同郷ミネイラの女性シンガー - フェルナンダ・タカイ (パト・フ)やミルトン・ナシメントにサミュエル・ホーザ(スカンキ)を迎えて。
インディペンデントでリリースされた前作「Harmonia」では、ゆったりと構えたバンド・サウンドが弦楽(ストリングス)を従えジョン・マッケンタイア(vib)も参加した意欲作でした。今作は大手ソニー・ブラジルからのリリースで、ローの息子 - ルカの世代に捧げるというコンセプト。2000年代に制作され未発表のままになっている幾つかのレコードを改めて聴き直し、これら眠ったままの楽曲を更に発展、制作することを決意したといいます。新たな詩作はボルジス・ファミリーのグループ - オス・ボルジスでもお馴染みのマルシオ・ボルジスや、ミルトンらミナス勢との共作でも知られるホナルド・バストス、元チタンスのナンド・ヘイスといった旧知の面々、そして最も多くの詩作を行なうのが女流詩人パトリシア・マエス。ミドルテンポでローズ・ピアノの切ないコード・ワークが鳴らされ、飾り気のない朴訥とした唄声が美しい旋律を辿る...全編がロー・ボルジスにしか醸し出せない瑞々しい世界観に覆われています。ミナスの同郷シンガー、フェルナンダ・タカイがコーラス・ワークに、リード・ヴォーカルにと多くの楽曲へ参加、あの柔らかく包み込むような唄声でハーモニーをよりポエティックで涙腺を刺激するものへと飾り立ててゆきます。前作に引き続きこちらも同郷のサミュエル・ホーザ(スカンキ)もギターとヴォーカル、共作で参加。子供たちに捧げる m-7ではクルビ・ダ・エスキーナスからのパートナー・シップで御大ミルトン・ナシメントが参加。アート・ワーク、タイトルの「Horizonte Vertical」(=垂直の水平線)はもちろん出身地、ミナスの州都ベロ・オリゾンチ(=美しい水平線)と掛けてあるのと同時に、先輩のミルトン・ナシメントから、次の世代であるパト・フやスカンキ、そして子供たちの世代へと、郷土を愛して止まないミネイロたちが育み縦に継承する瑞々しい旋律の遺伝子、という意味も多分にあることと思います。息子のルカも参加した子供コーラスの大演壇まで、優しい気持ちと人の温もりがたっぷり詰まったアルバムです。


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伊藤亮介



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