SEMENTEIRA (Nana Vasconcelos, Marcos Suzano, Caito Marcondes, Coracao Quialtero) sons da percussao

型番 Baluarte/10
販売価格 2,305円(税込)
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百戦錬磨のバテリスタ - 打楽器奏者が3人。ジスモンチやトーキング・ヘッズとの仕事で世界的に知られるナナ・ヴァスコンセロス(ペルナンブーコ出身)、独創的なパンデイロの演奏法でここ日本でも絶大な人気を誇るマルコス・スザーノ(リオ・デ・ジャネイロ出身)、アメリカのヴァイオリン奏者トレイシー・シルヴァーマンとの”North meets South" でのユニークな発想が高い評価のカイト・マルコンデス(サンパウロ出身)。そして女性1人男性3人からなるパーカッション・グループ - コラソン・キアールテーラ、トータルで7人から成るインストゥルメンタル・リズム・セッションが本プロジェクト - SEMENTEIRA sons da percussao (”植え付け" - パーカッションの音響)。
 パーカッションの音響と題にあるように、これはバツカーダ(打ち合い)のアルバムではありません。洗濯ホースにカリンバ(親指ピアノ)、陶器にスチールパンを逆さまにしたような楽器、水の入ったグラスのベルにビリンバウ、タブラ、束ねた草にカホンとパンデイロ....さまざまな"響き"を持った打楽器が幾重にもコントラストを織りなして全く新たな音場を生み出している作品です。入り組んだビートは踊る為のものではなく、より人が自然に近づく為の大地の息吹であるかのよう。ナナ・ヴァスコンセロスが探求して来た音響学的な表現と、パンデイロ・マスター - マルコス・スザーノが取り組んできたマイキングにエフェクト/サンプラーのテクノロジー、カイト・マルコンデスの得意とする身体を使った表現 - たとえば咆哮のような声でエキゾチックなハーモニーを作り上げたり、と三者三様の表現が解逅。ここには実験的な試みがいくつもいくつも折り込まれています。ブラジルの豊富なリズムから、オリエンタルなハーモニーまで、世界中の音色をその手中に。神秘的な響きが物語のように展開してゆく様は、他の音響ものとは一線を画す作品です。



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伊藤亮介



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