バンド - アシド・カナリオ、そしてNoseso Recordsを主宰するセルマール・ガリンの原点。アコースティック・ギターを叩いてプリペアード・ギターの手法でリズムを紡いだり、ドラムや小物類も自身でプレイ、監視塔(Casa de Atalaya)と呼ばれるおそらくは自宅で多重録音されたローファイ・タッチなエクスペリ・フォーク作品集。半径数百mの世界、たとえば家族や恋人、友人へと捧げた小さな歌曲や、"メキシコ市長”、タイトル曲の”監視塔からの空想科学小説”、などユニークな視点の作品が並びます。"プレゼンテーション詩句"なる曲ではウルグアイの歌手アルフレド・シタロッサとアタウアルパ・ユパンキにガルデル、ストックハウゼンまでを並列の敬愛対象として捧げており、セルマール・ガリンの独創性、ユニークさが伝わって来ます。