MARILINA MOZZONI / Punto Cardinal

型番 PUNTO
販売価格 2,200円(税込)
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タンゴ・カンシオンで最も重要なのは”魂”だということをよく耳にします。情感を込めて全身を使い声帯を震わせ、生楽器のピアニッシモからフォルテッシモまでと連なり、または牽引し、ダイナミクスと一緒にその哀しみを、慈しみを、表現するのです。イコール、人生波瀾万丈なヴェテラン至上主義に陥りがちなのですが、やはり同時代を生きるシンガーで素晴らしい作品表現を行っている人が居ればそちらをご紹介したいと思う訳です。このマリリナ・モッツォーニ(モッソーニ)は'75年コルドバ生まれの女性シンガーで、"ラ・コレンナ”というポピュラー音楽の学校を卒業後に、'90年代後半はコスキンをはじめとする数々のフォルクローレ・フェスへの参加や賞の受賞の栄誉に輝き、偉大なタンゴ詩人オメロ・マンシ・トリビュートのショー・シリーズに出演、米国カルフォルニアでもプレイした経験の持ち主です。初のソロ作品となる本アルバムでも1曲目からオメロ・マンシ=アニバル・トロイーロ”Che Bandoneon" をbn/p/vln/cello/b の編成でプレイするなど、11曲中4曲がオメロ・マンシ作品。女性らしい艶やかさと母性の力強さ、慈しむ優しさを感じさせるに十分な、素晴らしく感情に富んだ唄声を披露。音楽に向かい合う際の背も正されるほどの真摯な姿勢が伝わってくるよう。また楽曲アレンジでも固定の編成ではなく、曲毎に編成を代えてピアノだけをバックにした"Alfonsina y el mar"があれば、チェロを中心にした静かげな演奏で深みを増した”El Corazon al sur" (エラディア・ブラスケス)、フォルクローレのギター中心なアンサンブルでフレッシュな風を送り込む"Te llaman soledad"(ブラスケス)や、bn/p/ebだけをバックにしたシンプル・モダンな”Cuestion de ganas" 、エレピ、フルートなどを加えてフォルクローレ・フュージョンのスタイルを見せる”Oro y plata" など、殆どのアレンジを手がけたのがタンゴのコントラバス奏者として"Forever Tango" などにも参加してきたパブロ・モッタ。ゲストでパブロの父である著名なピアニスト - ホセ・ルイス”ペペ” モッタ、"Tu palida voz" で男女デュオを聴かせるアルフレド・ピロらが参加。ボーナストラックとして収録された子供の歌唱は、マリリナが'80年にパパの誕生日会で披露したもの。

http://www.myspace.com/marilinamozzoni

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伊藤亮介



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