クィアな女性デュオ 。セクシャル・マイノリティであることをもカミングアウトしているフランスはナント出身のインディペンデント・モダン・フォークのユニット、マンズフィールドTYAの2ndアルバム。セクシー・寿司なるディスコ・パンクの別ユニットで暴れ回ることもある ジュリア・ラノエ(vo, eg, p, drs)と、バロック音楽の弦楽でも活動するカルラ・パローヌ(vln, p, harmonium, vo) の2人。スキンヘッド女性と不思議少女。相反するかのようにみえる2人が、自由に解き放たれたオルタナ・フォーキー - 生音フォークトロニコ といった風情の曲から、ポスト・クラシカル(ポスクラ)な深みを携えたポエティックな叙情まで、マルチ・インストゥルメンタリスト特有の自在な音の構築、そして詩的エッセンスを十二分に感じさせるソフトで甘美なヴォーカル。時に英語、時にフランス語で。このユニットの紡ぐサウンドは世界的にみても一線級の”雰囲気”を持っています。
http://www.myspace.com/mansfieldtya