革命児ルーカス・マルティ。
ヴァリアス・アルティスタスとしてルーカスの曲を女性シンガーが唄うという企画盤をリリースするとほぼ同時に進んでいた移籍後初、自身の4枚目のソロ・アルバム。今回も
フェミニンなアコースティック・ポップのバンド- ロサルのエセキエル・クローネンブルグが共同プロデュースとベースで参加。そしてエキセントリックな女流パフォーマー/パーカッショニスタとして知られる
マリアナ・バラフの兄弟であるマルセロ・バラフが何と全編をシモンズの”エレクトリック・ドラム”をプレイという形で参加。そうです、これは80年代には演奏力の問題でなし得なかったであろう、NWガレージ/ポスト・パンクのサウンドとユーロ・プログレの劇的メロディ展開の融合を、ディスコ・パンク旋風が吹き荒れた後の現代感覚のバンド・サウンドで取り戻そうという、エレポップ・レコンキスタ運動とでも呼びたい一枚。やはり天才 !! ロサルのマリア・エスキアーガ (m-10 Rosada Tarde)、チリ出身の
ハビエラ・メナ(m-6 Date y Dame) 参加。