Ay Juanita / Arbolito mi casa

型番 arbolitomicasa
販売価格 2,096円(税込)
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ビーチョフェオ・トリオのアルバムでゲスト・ヴォーカルとして参加しているのを見かけたときからその叙情的で絹のような感触の唄声には目を見張るものがありました。女性S.S.W.でピアノの弾き唄いからギターにフォルクローレ・リズムを体得したパーカッションもこなすヘアニンネ・マルティン、同じく新世代フォルクロリコなグループ - カスターニャス・デ・カフーでも演奏しているコントラバス奏者のファクンド・コディーノ、ラ・ボンバ・デ・ティエンポやルスベールで中核を成す打楽器奏者のディエゴ・サンチェスのトリオ編成で初のアルバム発表となります。冒頭曲"Arbolito de mi casa" と最終曲の"A las flores" でオーセンティックなフォルクローレの手法を用いていることで、「旧きを知り新しきを知る」という自分たちの姿勢を明らかにしていると思うのです。アルバム収録曲はすべてヘアニンネのペンによるもので、ラテン・ルーツ曲と見紛うかのような哀しげなボレロm-10"Yo no se donde naci" にはコロンビアの民謡を引用、トリオ・ファミリアのアナ・アルチェッティがアコーディオンで参加しています。キューバン・ソンを思わせるm-4"Canto manto" があり、ユパンキを彷彿とさせるチャカレーラm-5"Tu panuelito"にはビーチョフェオのエセ・オルティスがクリオージャ・ギターで参加、アカ・セカやディエゴ・スキッシらのショーでも見られるスタイル、手拍子しながらのポリフォニー m-7"Ay ay vidita" もあります。何より素晴らしいのがそれらに挟まれるように演奏される流麗で川沿い音楽の瑞々しさを十二分に発揮するピアノ弾き唄いを中央に据えた楽曲たち。m-2 "En Tren"からe-bow を用いたm-3"Ahisito la luna"の流れはゆったりとしたテンポのなかに現代の音楽家らしいモダンなハーモニーとテクスチュアを盛り込んだもの。マルティン・クレンスのチェロを迎えたm-6 "Ciclos" やm-8"Flotante"の幻想的な風景、マルセロ・モギレフスキーがゲスト参加したm-9"Pezuna" の舞台の場面転換を思わせる展開と、聴きどころ満載のアルバム。





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伊藤亮介



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