entre rios / ERA

型番 ULTRA 088
販売価格 2,160円(税込)
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北と南を反転、(我々から見ると)世界地図を逆さまに見たジャケット。確固なコンセプトの上にインテリジェンスを感じさせるサウンドを展開しつつも、フワフワとロマンチックに感受性豊かな女性ヴォーカルが載って、とブエノス・アイレスをはじめ世界で評されるインディートロニカのパイオニア的立ち位置のバンドがこのエントレ・リオス。子供向け物語の作家/イラストレーターでもある女性ヴォーカリストのイソル、エンジニアリングまで俯瞰した高度なサウンド・デザインを持ち前の信条としているガブリエル・ルセーナ、そしてソングライターのセバスチャン・カレーラスのエレクトロ・ポップ・トリオとしてスタート。U.S.(darla) やスペイン(elephant) でもアルバムをリリース、カナダでスプリット音源を発表するなど世界を股に活動したこの10年。前作の4th セルフ・タイトル作でまずヴォーカリストが交代し、同時に女性ドラムスが加入。よりギター・ポップ的なアプローチへと変遷、5枚目となる本アルバムではセバスチャンの相棒だったガブリエルもグループを脱退していますが、書き下ろしとなる10の楽曲で蒼々と瑞々しいバンド・サウンドを聴かせてくれます。
 セバスチャン・カレーラスのドリーミーなポップ感覚を具象化して来たガブリエルの代わりを見事に果たすのが、前作から制作に関わっている兄弟、パブロ・カレーラス。ヴァイオリンも弾ける音楽素養を活かしてピーター・フック(new order) ばりのメロディアスなベースを弾いています。そしてジュブナイルなフリエタ・ブロツスキーの唄声がロマンチシズムに満ちたセンシティヴでフェミニンな世界を。エントレ・リオスの魅力は女性Voが唄う事を想定して作られる幻想ポップにあるということを改めて認識させられます。BsAsで活動するネオ・アコースティックのバンド - ヌベス・エン・ミ・カーサの女性vo、ホセフィナ・マクラフリンをゲストに迎え蒼き郷愁を唄うm-2 "Parana”などでは更にロリータチックな声でイノセンスな透明度に磨きがかかります。女性ドラマーのロミーナ・ディアンジェロが刻むシンプルなリズムと、セバスチャンのマイクロ・コルグにフリエタのムーグの揺れるパルス、そしてゆったりとしたエレクトロ・ビーツが溶け合うm-4"Antena"以降のインディートロニカ・チューンは'00年代を駆け抜けて来たバンドの本領を存分に発揮。皆にさよならをいうため、新しい楽曲と編成で挑むというセバスチャン・カレーラスの折り目正しさに、ポピュラー・ミュージックとその音楽が繋いださまざまな瞬間への深い愛情を感じ取る事ができます。いまは本作"ERA"のリリース・ライブを続けている彼らですが、Entre Rios の以降の動きにも着目して行きたいと思います。

http://www.myspace.com/entrerios

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