Isol/Zypce / Sima

型番 DRL195
販売価格 2,409円(税込)
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知性的なメランコリカと抜群のポップ・センスが南米中のみならず、スペインを始めとするスペイン語圏でも高い評価を得ているEntre Rios (エントレ・リオス)。このバンドの初期の顔であった女性シンガー・”イソル”と、コンテンポラリーなクラシックとインダストリアル・ミュージックを融合させたソロ活動を行なってきた”シプセ”の二人が造り上げたイマジナティヴなエクスペリメンタル・エレクトロ・ポップ/ポスト・ロックの世界!

フォークトロニカやエレクトロ・ポップ、インディー・ポップの良盤を輩出するレーベル”インディセ・ヴィルヘン”の創始者でもあるセバスチアン・カレラス、自身のユニット”オンダ”で80's N.W.節を解き放ち、数々のマスタリング・ワークも手がけるガブリエル・ルセーナ。この二人と対等に渡り合いエントレ・リオスの礎を築いたのが、この女性シンガー、イソル。中世音楽に影響を受けた”ジ・エクスキューズ”、ドリミーなシンセポップの”アルザス・ロレーヌ”などを経て、行き着いたのが本デュオ作。相棒となるシプセはクラシカル・コンテンポラリーにインダストリアル・ミュージックを融合させた実験的な音場のソロ作「ヌエボ・ムエルト」('94年)をリリース、アドリアーナ・デ・ロス・サントス(p)とコラボレーションを行なったり、映画、ダンス、演劇、さまざまな舞台芸術へ音楽を提供して来た人物。出逢うべきして出逢った二人が造り上げる音楽は、これぞエクスペリメンタル・”ポップ”と呼ぶに相応しいものとなっております。手回しオルゴールやチェンバロ、ピアノの単音、様々な古楽器に浮遊するエレクトロニクスのビートがたゆたい、女性らしく憂いを帯びた唄声が詩情に富んだ言葉を紡ぎます。イラストレイターとして印刷メディアでも活躍するイソラの想像力を結集した歌詞と、初の試みというコンポージング。ラップトップからグロッケンまでステージにずらっと並んだ楽器をコンセプチュアルに操るジプセの繰り出す音色は鳴らされるべきして鳴らされる音であることが、クライマックスでフィードバックするエレキ・ギターや綺麗に折り重なった耽美的なハーモニーからも感じ取れます。そして何よりポップ・フォーマットを逸脱しない瀬戸際まで攻め立てる新しい感覚。これこそ”エクスペリメンタル・ポップ”のあるべき姿ではないでしょうか。確かなる論理でポストロックのその先を模索、可憐な吟遊詩人の佇まい。フランスの耽美派歌姫ロベールを更にフェミニンにしたような。。


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伊藤亮介



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