2019/7/14売り切れました。
ギター奏者としてジョビンのトリビュート集を発表したり、またオーケストラの指揮を務めたり、ゼー・ミゲル・ヴィズニキら知性的なS.S.W.の片腕として歌伴を務めたり、クラシカルからジャズにブラジル音楽まで含めてもっとも唄う生ギターを弾くのはこの人ではないかと思っています。サンパウロのマエストロ、アルチュール・ネストロフスキーがイヴァルド・ベルタッツォとイネス・ボジェアのダンス・カンパニー - シダダンサの舞台のために制作した叙情の輪舞曲集。後にヴィズニキのアルバムにも収録されるm-6"Acalanto"や、マリンバの音色を伴った名曲m-10"Roda"、哲学を感じさせるセルソ・シンのヴォーカルとまだソロ作を発表する前のマルセロ・ジェネシのピアノ、セルジオ・ヘジのドラムス、ここにプロヴェータのクラリネットをフィーチャーしたインスト・ショーロm-2"Sarau"があったり、ジェネシのピアノ・ソロm-4"Ainda"、ナー・オゼッチがゲスト・ヴォーカルで歌い上げるm-5"Mais Pequena"、シダダンサと共演したライヴ感溢れるm-11"Teogonia Cidadanca"、オーラスのソロ・ギターまで、アルチュール・ネストロフスキーの優れたコンポージングと歌やリード楽器に添い遂げて弾むギターの音色。素晴らしい作品。
↓映像はDVD「O Fim da cancao」より。