GABO FERRO, LUCIANA JURY / EL VENENO DE LOS MILAGROS

型番 OUI 043
販売価格 2,630円(税込)
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リリアナ二世との呼び声も高い新しい世代の本格派女性フォルクローレ・シンガー、ルシアナ・ジュリー。リリアナ・エレーロに曲を採り上げられるほどソング・ライティングに定評があり、そのオペラ劇場型の唄に語り部としての魅力も感じるガボ・フェーロ。ギターx2に男女デュオで作り上げた叙情詩曲の佇まい。


この不思議なカヴァー・アートは、青み掛かった半透明トレーシングペーパーに印刷された詩やふたりのアーチスト写真が織り成して形成されたもの。このイメージ通りにメランコリアを載せてアルペジオで紡がれるガット・ギターに、シアトリカルに繊細な表現を繰り広げるふたりの唄声が響くというアーチスティックな作品。冒頭"Una deusa del Bien"や続く"Estamos, estaras" の展開に顕著なように、情感に訴えかけて来る唄旋律の素晴らしさが光ります。ファルセットを巧く使いこなすガボと、正統派タンゲイラのように声に全霊を籠めたルシアナ、ふたりの中性的な声の魅力が入り混じってハーモニーを形成してゆくのですが、歴史学者として著作も出版しているガボ・フェーロのオリジナル楽曲のみで、まるでベテランの歌曲集のような貫禄を醸し出すのが凄いところです。中にはイフェクトを用いたヴォイス・インプロヴィゼーションの様相で散文詩的表現を心掛けたm-8"Bayos negros dormidos" のような映画を思わせるトラックもあり、実際に本作からの楽曲がカルロス・サウラ監督の映画「ゾンダ」に使用されています。優しく歌いかける場面から、衝動を劇的に表した場面まで、フォルクローレのみならず元ハードコアのミュージシャンだったというガボの現代のポピュラー音楽に対しての懐の深さが存分に活きた怪作。音楽に心地よさだけでない、ヒューマン・ドラマを求める方に、ぜひおすすめ。



本アルバム収録曲とは異なりますが、スピネッタの組んでいたペスカード・ラビオソ "Post Crucifixion" のカヴァー。↓


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