2019/1/11売り切れました。
前作
「Alma lirica Brasileira 」の唄+木管+ピアノの編成で表現した叙情詩とチェンバーなブラジル音楽の唄世界を管弦楽とともに更に発展させたモニカ・サウマーゾのギンガ歌曲集。
現代音楽の要素も採りいれた摩訶不思議なコンポージングで知られるギンガと、サンバ佳曲をはじめ現代ブラジル音楽に偉大な功績を残す詩人パウロ・セーザル・ピニェイロのタッグによって70年代を中心に生み出された楽曲の数々。"Bolero de Sata"のようにエリス・レジーナが歌って有名になった楽曲に、未発表となっているものも含めて、栄誉ある賞にも輝く実力の持ち主であるインタープリーター、モニカ・サウマーゾがこれをアルバムとして制作したのが本作。前作に引き続き参加のパウ・ブラジルの構成員でもあるテコ・カルドーゾ(flute, bs)やネルソン・アイレス(p)に加えて、カルロス・ゴメスの弦楽四重奏、ルカ・ハエリ(cl) 率いる吹奏楽キンテート・スジェイト・ア・ギンショ、ナイロール・プロヴェータ(cl)、チアゴ・コスタ(p)、トニーニョ・フェハグッチ(acc)、ネイ・カルヴァーリョ(b)、シヂエル・ヴィエイラ(b) 、ホベルチーニョ・シウヴァ(per) ら名プレイヤーばかりが参加、只でさえ複雑なハーモニーを従えて神秘的なメロディを紡ぎだすギンガの楽曲を、叙情たっぷりに美しく唄いこなすモニカ・サウマーゾの真髄が本作では見られます。ミルトン・モリのバンドリンがフィーチャーされた静かなるファドm-3"Navegante"、そのまま映画で使われそうな気品と雰囲気を持ったm-5"Bolero de Sata"、テナー・ギターと8弦ギターのパウロ・アラガォン・デュオをフィーチャーしたm-8"Noturna"、ネイマール・ヂアスのヴィオラ・カイピーラと澄んだ空気を彷彿とさせるm-10"Violada"、vo + cello + b という編成をドリ・カイミがアレンジしたm-14 "Procissao da Padroeira" 、曲毎に異なるアレンジャーをたて表情に富んだ音色と共に、木肌の呼吸のように、自然と調和するように、奏でられるコンテンポラリーなチェンバー・ソングス。
タイトル・トラック m-13 "Corpo de baile"
冒頭曲" Fim dos tempos"