Thiago Pethit / Estrela Decadente

型番 898515693724
販売価格 1,980円(税込)
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前作「Berlin Texas」の私小説的世界観やピアノ弾き語りトロバドールの方向性が多くの人の目に留まり、世界的映像作家ヴィンセント・ムーンの「Take Away Show」にも登場、隣国アルゼンチンをはじめブラジル以外での評価も高い男性S.S.W.のチアゴ・ペチッチ。昨年サンパウロ・ファッション・ウイークで見かけたときも伊達男の雰囲気を漂わしておりました。待望の2ndアルバムはカシンがプロデュース、マル・マガリャンイスがゲスト参加。世界中の先鋭的なインディペンデント・シーンとも絶妙にリンクした"退廃的なスター”。

 舞台芸術の勉強でフランス留学の経験もあるチアゴ・ペチッチ。詩と楽曲で表現するポップ・ミュージックの世界においてもどこかロード・ムービー的で劇的な音楽を展開します。そしてデカダンなフレンチ・ポップを想起させるジャケット写真が表すように、時に英語詩も交える世界観はインターナショナルな視野に基づいています。例えばベックがカエターノ・トリビュートで行なったオブスキュアなカヴァー、そのベックがプロデュースしたシャルロット・ゲンズブールの「IRM」、エクスペリメンタルな精神をポップに昇華させるマチュー・ボガード、まだまだ例を挙げればキリがありませんがこれらと並ぶ創造性に満ちています。憂いた叙情フォーキーからディスコへと展開する"pas de deux"、ピアノのブギーが耽美な夜を想起させる"moon"、グラム・ロックへの強烈なオマージュ”dandy darling"、そして微睡むような"perto do fim"ではトム・ウエイツやボブ・ディランをアイドルにシンデレラ・ストーリーを実現した歌姫マル・マガリャンイスとのデュエットを披露、最終曲にして唯一のカヴァーである"surabaya johnny"には80sの女性ロック・シンガー - シダ・モレイラが参加。 この曲はミュージカル"happy end" のテーマとして知られるもので、かのマリアンヌ・フェイスフルがスペイン語ヴァージョンを唄ったりもしていました。本作ではポルトガル語詩ヴァージョンで収録されています。ベースや他の楽器も演奏するカシンをはじめ、ステファン・サン・ジュアンのドラムス、マーロン・セッチのトロンボーン、バンド・サウンドにヴィンテージ感をもたらしているカミーラ・ローディのメロトロン、サンパウロのインディペンデント・シーンを代表する女性S.S.W.トゥリッパ・ルイスのバックとしてこの度来日するマルシオ・アランチス (本業はb)もマルチ・インストゥルメンタリスタとして参加しています。



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伊藤亮介



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