2020/10/31売り切れました。
例えば車窓から移り行く景色に思いふける時、言葉はいらないと思うのです。何処かへ連れていってくれるようにファンタジックな音風景が詰まったインストゥルメンタル音楽を展開するのがアルゼンチンのファン・スチュアート。
ハイメ・シン・ティエラのベーシストとしてインディペンデントな音楽活動を展開、同時に
コワフールや
ルラクルーサなどを手掛けるスタジオ・アルボルのエンジニアでもあります。今までにソロ名義で4枚のアルバムをリリース、ピアノ・ソロと少々のエレクトロニクスで舞台音楽的な絵を描いてみせた
前作「Los DIas」とおそらくは並行して進められたのが本作の制作。ローズやワーリッツアーなどのヴィンテージな鍵盤楽器、ベースにギターまでひとりで多重録音し、全編をお伴するのはフリアン・センプリニの遠鳴りするドラムスや装飾効果的なパーカッションただひとり。セルフ・タイトルド・アルバムとして作曲・アレンジから録音、ミキシングにイフェクト処理、マスタリングに至るまで自身で手掛け、ファン・スチュアートのロジックを具現化した集大成とも言えます。