EZEQUIEL BORRA / LO PEOR

型番 LO PEOR
販売価格 2,485円(税込)
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'16/2/22 ご要望に応えて再入荷!

かつてフアナ・モリーナのサイドマンとして来日したこともあり、最近では陽気さと無邪気さのフォーキー女性S.S.W.ソフィア・ビオラのプロデュースも手掛けるエセキエル・ボーラ。卓越したギターの腕もさることながら、ブリキのおもちゃや管弦を用いたエクスペリメンタルな音場と不思議なメロディで誰も踏み込まないような地点に自らを投げ入れる前衛シンガー・ソングライターとして4作目となるアルバムが発表されました。

アコースティック実験室然とした音の冒険が詰まっていた前作「Usted esta aqui?」の続編という位置付けで制作された本作「Lo Peor」ですが、この言葉には"最悪"という意味があり、誰しもが抱く自虐的な発想や自己の内面に対する抗議を唄にしたアルバムだと云います。脱力したようなエセキエルの歌声にはニヒルな道化師のエッセンスを感じますので、まさに相応しいテーマかも知れません。冒頭のカンドンベ・ファンクとでも呼びたくなる"El blues de la guitarra" からバリトン・サックスにパーカッションと音の玉手箱状態。ブリキの太鼓とパルス音がアレックス・ムサトフ(vln)らを含む管弦アンサンブルへと変容してゆく"Hola como te va"には小学校の合唱隊が参加、イタリア映画のサントラかムード歌謡かという雰囲気の"Lo peor"にはサンティアゴ・バスケスが、中米あたりのエキゾチックな風景を想起させるラテン・ルーツ調の"El anti hit"にはトミ・レブレロ(bdn) と病院のコーラス隊が、優しげなララバイのように聴こえる"Corazon en la trinchera"にはフォルクローレ界からベテランのリリアナ・エレーロ(vo)とペドロ・ロッシ(g)が参加というように、厚い人望を感じさせる大勢の参加メンバーと共に繰り広げるめまぐるしい音絵巻。先述の学校や病院、ワークショップに売上の一部が寄贈されるというベネフィット作品でもあります。





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伊藤亮介



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