CANDELARIA ZAMAR / UN VASO DE AGUA

型番 MAMCD816
販売価格 2,485円(税込)
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2019/9/21売り切れました。

「水のグラス」そのタイトルの通りに、epやp、鍵盤を中心に据えた純度の高い透き通ったサウンド構築と浮遊する詩的な唄旋律にイフェクト。フアン・カルロス・インガラモやルシオ・マンテルら錚々たる面々からブエノスで、コルドバで、共演相手に指名されるなど注目が集まっている女性S.S.W. カンデラリア・サマル、不思議な妖精の佇まいをみせる初作。

アルゼンチン・コルドバ出身で'86年生まれのカンデラリア・サマル。作曲を習得しながら活動するというユニークなグループ-コンポジシオン・ラ・コルメラで室内楽に触れ、ジャズやフォルクローレからの影響を受けつつも、テフロン加工された調理器具にインスパイアされたり「私を引っこ抜いて」と反復したり、母音のみで歌い上げたりと想像力の赴くまま、語感に重きを置いて散文詩的に導きだされたことばと、直感的にコンポーズされた楽曲たちはカンデラリアの人と也、思考を表してアーティスティックに響きます。ピアノで唄い弾くことを念頭に作られたカンデラリアの音楽はフランコ・サグリエッティ、エルナン・セグレット、フアン・アルマーニにクラウディオ・カルドネ、曲によって異なる編曲家をたて、彼らがシンセ・ベースや手打ちと思われるアナログな電子ビート、イフェクト処理などモダンなテクスチャーを加えた結果、いまの空気と見事に合致、新鮮に心地よく聴こえてきます。もちろん音楽好きを納得させる仕掛けも含まれていて、epのトーンが川沿い音楽の女性ピアノ弾きS.S.W.の先達ノラ・サルモリアの音楽的な風合いとの共通項を感じさせるm-3 "Post Espanto"では口笛でボサ・ノヴァ名曲"Samba Saravah" の一節を引用、自然界のざわめきと母音のみの一人多重ハーモニーが交じりあうラストのm-9"AEIOU"はどこかしらエリック・サティ"Gymnopedies" を彷彿とさせ、ひとりでに嬉しくなってしまいます。



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伊藤亮介



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