Marcio Faraco / Cajueiro

型番 WVF037
販売価格 2,506円(税込)
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2021/3/25 売り切れております。

2013年の春、弊社主催の初来日ツアーで各地を賑わせました。その気品漂うボサノヴィスタとしての立ち振る舞いと柔らかな声で紡ぐ美しいフレーズに、ブラジル音楽好きをはじめご覧頂いたお客様を魅了、豊富なキャリアからアコースティック音楽の真髄を見せてくれたフランス・パリ在住のブラジル人S.S.W. マルシオ・ファラコの新作が完成。いままでにも増して”パリのブラジル人”ということを意識したつくりになっています。大洋レコードでは本作をエクスクルーシヴ輸入盤としてお取り扱い、お求め易い価格で提供させて頂きたいと思います。

ブラジル南部アレグレーチ出身でブラジリアのマルコ・ペレイラのもとでギター修行を行なった後、フランスに移住。サンバ/ボサ・ノヴァをプレイするブラジル・パスというグループで活動する傍ら、クレモンティーヌのヒット作「Couleur Cafe」にギターで参加。2000年に38歳で1st アルバム「Ciranda」(Universal France) で遅咲きのソロ・デヴューをして以来、国内盤でリリースした「O Tempo」まで6枚のアルバムを発表。フランスや母国ブラジルは固より、モントルー(スイス)、モントリオール(カナダ)のジャズ・フェスをはじめ、ポーランド、アルジェリア、アゼルバイジャン、そして日本と近年だけでも多くの国を演奏旅行しています。
 前作「O Tempo」では打楽器奏者ジュリオ・ゴンサウヴェスとのふたりだけで制作されたシンプル・アコースティックな作品ながらひとたび耳を傾ければ詩情と郷愁に包み込まれる傑作でしたが、今回はツアーで演奏されていた幾つかの仏語歌詞の楽曲たち、マヌーシュ・スウィングも採りいれたm-2 "Paris"、リュクサンブール公園のことを歌ったm-6"Catalpa" など多彩な表情を持ったレパートリーに、南仏ブルゴーニュの古民家のなか機材を設営したスタジオで、フィリーピ・バーデン・パウエル(p)、ジェルソン・サエキ(b)、ホーダ・ヂ・サンバの打楽器奏者3人、そしてボタン式アコーディオンにバンドネオンも演奏するリオネル・スアレスの装飾和音が映像的な音風景を見せることに一役買っています。そして牧歌的なショッチのリズムに載ったm-3"Neguinha"や洗練されたボサ・ノヴァ曲 m-4"Perdao"、一緒に来日した仏人ギタリスト - エルヴェ・モリゾと共作したコンテンポラリー・ブラジリアン・ジャズのm-8"Outro Tempo"、ヴィオラ・カイピーラの煌めいた音色とブリッジにとびっきりの澄んだメロディを聴かせてくれる名曲 m-11 "Sao Sebastiao" など、ブラジル音楽の多様な魅力にも勿論言及した作品。ひとたびマルシオ・ファラコの柔らかな唄声と卓越したギターのハーモニーに包まれると、辺りに郊外の緑豊かな風景と老若男女そこに暮らすひとたちの暖かみが浮かび上がってくるのですから不思議です。





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伊藤亮介



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