BLUBELL / DIVA E A MAE

型番 YBCD 096
販売価格 2,325円(税込)
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17/4/9 売り切れました。

'11年にアルバム「Eu sou do tempo em que a gente se telefonava」を提げて、ブラジル大使館/国際交流基金 後援のもと来日公演を行なったブルーベル。サンパウロの音楽シーンで活躍する彼女は完璧なジャズ・マナーの艶かしい唄声の持ち主で、ジャズ・ヴォーカルのインタープリーターとしては例外的にもギターを流暢に弾きこなし、自作自演歌手としての才覚も発揮してきました。'12年にサンパウロの伝説の室内楽ユニット、ムジカ・リジェイラの面々とブルーベル&ブラックタイとして作品をリリースしたばかりですが、フーやビョークにコール・ポーターと興味深いカヴァーが多かった前作と比べ、すべてが自作曲というアルバムをYBスタジオでマウリシオ・タギリアーリと管楽器奏者ルカ・ハエリと共に制作したのが本作。基本的にブルーベル本人が愛してやまない'50年代のオールドタイム・ジャズのスタイルを踏襲したアレンジが施されているのですが、何処よりもアナログでファットな音で録れるブラジル・サンパウロのYBスタジオとエンジニアのカカー・リマの特性を活かしたヴィンテージな響きの新しい楽曲達。葡語とジャズのスタンダードを彷彿とさせる英語のミックスで、前作にも収録されているm-2 "Blue" もルカ・ハエリのクラリネット対旋律でまたフレッシュな印象を与えます。今回から一新となった演奏陣のダニエル・グラジェウ(P)やイゴール・ピメンタ(B)、カルリーニョス・マッソー二(drs)、ウーゴ・ホリ(bs)らも参加したドゥーワップ・コーラスでユーモラスに贈るm-4"Regret"、ブルーノ・セホー二のチェロも参加して、家路が恋しくなるように郷愁を誘うカントリー・ブルーズのm-5"Picnic"、タンゴ・ミロンガの手法を用いたm-6"Bandido" やm-11"Diva uma ova" 、少ない音数のみでそれぞれの技巧を引き出したm-12"Pra nao sentir" と、高いスキルに裏打ちされた優雅な非日常感の演出、それで居ながら幾度と訪れる微笑ましい瞬間、音楽で夢見心地になるという忘れてしまいそうになる大事なことを本格派ジャズ・ヴォーカルとブラジル音楽の狭間で体現してくれる素敵な作品。インタルードの"ロースト・ビーフ”シリーズはアンドリュー・シスターズを意識してコーラス多重録音で作られたそう。







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伊藤亮介



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