JULIANO HOLANDA / A ARTE DE SER INVISIVEL

型番 JH001
販売価格 1,944円(税込)
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ブラジル北東部音楽というと土の匂いのするオーセンティックなものを思い浮かべますが、オリンダとサンパウロを往来するこのS.S.W.の作品は室内楽の要素も含んだ近代型のアーティスティックなアコースティック・サウンドで様々な表情を見せてくれます。ベンジャミン・タウブキン(p)、タチアナ・パーハ(vo) 、シバ(vo)、セウマール(vo)ら曲毎に豪華な客演。


パーカッションの叩きだすルーツ・リズムにアナログ・シンセ、ジュリアーノ本人の脱力系ヴォイスが載るオルタネイティヴな冒頭曲や、ボディ・パーカッション集団バルバトゥーキスのマルセロ・プレットがひとりで多重録音した2曲目までを過ぎると、そこは別世界のように脳内宇宙を駆け巡ったであろうアイディアがめくるめく展開されていて驚かされます。深遠なピアノやイフェクティヴなギターの幻想的な構成音に女性voマリオン・レモニエルと打楽器奏者ジャン・ダ・シウヴァの親密な唄声が載ったm-3 "Ourico"、そしてベンジャミン・タウブキンのピアノにタチアナ・パーハが唄うm-4 "Domingo no sitio"の目を見張るほど詩的な佇まい。現在35歳、ゴイアナの出身で音楽的にはペルナンブカーノとして知られるジュリアーノ・オランダはオルケストラ・コンテンポラネア・ヂ・オリンダを率い、モニカ・フェイジョやカスカブーリョ、シルヴェリオ・ペソアにアレッサンドラ・レアゥンなど60作品以上にマルチ奏者として参加、延べ130もの曲をコンポーザーとして提供してきた人物。多くの客演を仰いだ本作ともう一枚の自身のトリオで録音したアルバムを同年にリリースするなどシーンに鮮烈なモーションを掛け始めています。さて、このアルバムの後半では一際メランコリアを感じさせるメロディが秀逸なラヤ・ロペスvo の"Morada"、セウマールをフィーチャーした弦楽アンサンブルの"Na primera cadeira"など、マラカトゥをはじめとするルーツ・リズムを下敷きにしながらも、アンサンブルの楽器構成やハーモニーの組み立て方にひと工夫もふた工夫も加えることでジュリアーノのコンポーザーとしての見せ方を追求、決して打楽器のダイナミクスだけに頼る事無くブラジル北東部音楽からの影響をスマートに提示した一枚。



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