Pablo Grinjot / Grinjot

型番 7798120282262
販売価格 1,980円(税込)
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驚異のジャケなしCD作品に収められた親密なアコースティック・ソングスで当店でもロングセラーを続けるS.S.W. / ヴァイオリン奏者のパブロ・グリンホト、5作目となる新作の到着。

ゆったりと過ぎる日常から半歩だけ踏み出した夢見心地のロマンチシズム、丁寧に織り重ねられたアコースティック・トーンと極上のポップ・フレイヴァーを演出するエレクトロニクスの絶妙な邂逅。外部のプロデューサーとラプラタ川沿いの多くのゲスト・ミュージシャンを迎えて制作されたシンガー・ソングライター渾身の快挙作。

ヴァイオリン奏者としてコワフールのアルバムなどにも参加し、一方でギター、ピアノの卓越した演奏技術、そして持ち前の詩的に落ち着いて響く唄声を活かしたシンガー・ソングライターとしての活動も、ルドビック・バンなるバックバンドを率いたり、ソロで弾き語ったり、客演したり、とブエノス・アイレスのインディペンデント・シーンで充実した音楽活動を送るパブロ・グリンホト。自身の40歳を祝い、40曲を演奏するというショーをカフェ・ビニーロで行なったりもしています。ここに収められた10曲の殆どは3年前の2010年には書き下ろされていた唄たち。これを外部のプロデューサー/鍵盤奏者でエレクトロ・タンゴやチル・ボッサのプロジェクトなどを手掛けるアレハンドロ・カウデレールのモーグなどを用いたキメの細かいサウンド構築術と、多くのミュージシャンとの共感、信頼の関係で具現化したのが本作。都会のコンクリートに沁み入るようにゆったりとしたテンポでひとつひとつ置かれたことばは、川沿い音楽、フォルクローレを心底にもつ国の音楽家だからこそのメランコリア、何度も飛翔と旋回を繰り返す鳥たちのような旋律に載って溢れ出します。人懐っこいメロディとモダンなテクスチャーが交わった"Los Artistas" にはじまり、現代的なサウンドの底にはムルガのリズムが流れている"Maceta”にはウルグアイの女性シンガー-アナ・プラダを迎え、蒼い風が一挙に吹きすさび心を惹かれるAORタッチの"Otra Vez”にはナチョ・ロドリゲスがコーラスで、親密に語りかけるような雰囲気が秀逸な"Lo que me hace llevar"のウクレレをはじめ、多くの曲のベースやアコースティック・ギターでアルヴィ・シンガーことハノ・セイトゥンが参加、トミ・レブレロが深遠でイフェクティヴなバンドネオンを演奏し、フェルナンド・カブレラがタンゴ・カンシオンの風合いで唄う"Cifra"や、ロサンジェルス弦楽団とグリンホトと同様にマルチ奏者であるマルセロ・ルピスのヴァイオリンでコズミックな演出が施された"Despedida"、グロッケン・シュピエールなどハンドメイド・タッチな音色と女性コーラスで現代のSSWものの詩情を醸し出す"Maravilla de mar" など、うたごころに溢れた佳曲がずらっと並びます。ブエノスアイレス・アカデミー管弦楽団との共演コンサート・プロジェクト - アイ・オトラ・カンシオンに参加するS.S.W.たち - このパブロ・グリンホトに前述のナチョ、トミ、アルヴィに加え、ルシオ・マンテル(g)パブロ・ダーカル(vo)と、いま旬な音楽家たち。そしてコンテンポラリーなフォルクローレの界隈からはソロ作も話題となったチャランゴ/ロンロコ奏者のダミアン・ベルドゥンが、そしてキケ・シネシからルシオ・マンテルまで共演経験も豊富な打楽器奏者のガスパール・ティレルマン(パラモ/メ・ダラス・イホス)が、多くの楽曲に参加しています。ジャケット・デザインは女流写真家のルラ・バウエールによるもの。

2013年4月の月曜深夜に催したエル・パチャでのロンダ(=輪)からパブロ・グリンホトのアルバム冒頭収録曲、セッション・ヴァージョンの映像です。


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伊藤亮介



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