二枚のEPと一遍のヴィデオ・クリップを発表し、2001年にはラ・ビエナル・デ・アルテ・ブリジストン(ブリジストン芸術優秀賞)を受賞、ブエノス・アイレスのクラブ・シーンで注目の二人組ミクロエスフェラ。昨年の"エスクワイア”誌ラテン・ミュージック特集でも取り上げられていた一枚。シンプルなミニマル/クリック系ハウス・ビートに適所でフィルター・ノイズが重ねられた上、アルヘンティナ・インディー・ポップを賑わす面々がリミックス(カプリが自分のトラックをこっそり挿入していたりも。他にはボーイング、グスタボ・ラマス)やゲスト/サンプリング・ヴォーカル(ロサルのマリア・エスキアーガ、ロミーナ・コーン)で参加。74分フルに搭載された15トラックはどれもクオリティーが高く、アルバムを通して楽しめる一枚。