Julian Macedo, Mauricio Bernal / Cerebro Plaquetico

型番 ECD3009
販売価格 2,096円(税込)
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たとえば吹奏楽部でも音楽大学でも木琴や鉄琴は打楽器科/パートとなります。音階のついた打楽器という見なし方をされるのですが、アルゼンチンのサンタ・フェを拠点に国内外のジャズ・フェスなどで活躍するふたりの打楽器奏者、フリアン・マセード(vib) とマウリシオ・ベルナル(marimba) のデュオで、ブラジルの偉大な音楽冒険家エルメート・パスコアルの曲を体現しようというのが本作。80年発表の打楽器色が濃厚なエルメート・パスコアル・リーダー作「Cerebro Magnetico」に準えて「Cerebro Plaquetico」と題された本アルバム、冒頭は"Fazenda Nova" ('92年)ではじまり、次曲は"Desencontro Certo"('84年)を採り上げるなど、エルメートのキャリアの中からビブラフォン&マリンバのデュオ編成に適したレパートリーを採り上げています。またそのアレンジも室内楽的なハーモニーが施されており、マリンバを叩きながらハイハット・シンバルやボンボ・レゲーロにバスドラの演奏を試みるなど、彼らの演奏は現代音楽とポピュラー・ミュージックの間を縫うようにミスティークな存在感を放ちます。例えばm-4 "Rebulico" のクラシカルな旋律の前にはインプロヴィゼーションを用意したり、次はエクスペリメンタル・タッチな"Mestre Radames" を持って来たりと。そして地元の音楽家オスカル・ペラルタの打楽器奏者のための組曲を演じ、マウリシオがピアノで参画するアヴァン・ジャズ・ロック(プログレ)のグループ、クカモンガのために書き下ろした曲のセルフ・カヴァー、インドのトラディショナル曲"Tillana"の第12回サンタ・フェ・ジャズ・フェスでのライヴ・ヴァージョンをボーナス・トラック的に収録。ビブラフォンとマリンバのコズミックなハーモニーに浸れる一枚。



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伊藤亮介



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