新時代サンバの寵児たちによるアフロ・ブラジルの色濃いルーツ・サンバ/ホーダ・ヂ・サンバ/パゴーヂのアルバムがリリース!女性サンビスタ-
ファビアナ・コッツァ、人気サンバ・ファンキ・バンド -
クルビ・ド・バランソのマルコ・マットーリ参加!話題となった”
ビーチショーロ”に代表されるように、サンバとヒップホップを融合させたグループの動きが盛んになってきている今日この頃、本盤の主役二人も”シーニョ・プレート・ヴェーリョ”というグループにて尖った音楽を探求する日々を送っている。一方でサンパウロのオーセンティック・サンバを研究し後世に伝えようという活動に携わっているT.カスラと、前述の別バンドではラップをも担当するヘナート・ヂアスの友情はいつ芽生えたのかと言えば、サンパウロの大サンバ作家ジェラルド・フィウミとタリスマンの功績を讃えるプロジェクトに参加した2002年のこと。これを機にエスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ学校)の歴史やバツカーダを保存し、ショーやワークショップなどで伝えて行こうという文化的な機関/レーベル”コロンボ・ヂア・ピラチニンガ”が設立されたという。そして二人は”霧雨と私のサンバ革命”と称するプロジェクトを発動、サンパウロ都市部の劇場などで演奏活動を行なって来た。実際にサンバ探求、演奏をする二人の姿がTV特番として放映された模様。多くを占める自作曲、グルーポ・011との演奏、マルコ・マットーリ(クルビ・ド・バランソ)との共作(m-10)など同世代とのコラボレイトのみならず、大先輩サンビスタ-トニキーニョ・バツケイロの曲を採り上げる(m-4)など先達への敬意もわすれない「田舎風都会のサンバ」。共に唄い、踊りたくなるような良曲揃い!