Tumbatu Cumba / Tumbatu Cumba

型番 FF034
販売価格 2,409円(税込)
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アーシーなアフロ・パーカッションとアルゼンチン・ルーツのフォルクロリックなリズム、ミロンガをジャズ・ピアノに溶かせて兄妹のヴォーカル・ハーモニーが風のようにそよぐ。BsAsのルーツ・インディー・シーンで脚光を浴びるトゥンバトゥ・クンバのセルフ・タイトルド・2ndアルバム!

ラテン・アメリカ中のルーツ・リズムを探求しながら、フレッシュな唄のハーモニーを響かせるブエノス・アイレスのグループ、トゥンバトゥ・クンバ。前作「ブエノス・アイレス・今日」では箱形打楽器・カホーンの活躍するざらっとした質感のソフト・ロック〜フォルクローレ・ポップを聴かせてくれたのだが、バンドのマスターピースとならんとするセルフ・タイトルの今アルバムでは、音楽追求の足取りが格段に奥地にまで及んだ模様。反ブッシュのコンピレーションなど企画段階から参加して垣間みせていた多彩なルーツ解釈の全容がコントラストとなって出現。アフロ・ブラジルの伝統を保って書かれた「エモーリオ」(G.ジル=J.ドナート)m-1をパーカッション+女性ヴォーカルとコーラス・ワークのみのアカペラで本来のカンドンブレ様式に手を加え”新たなルーツ還り”をさせたかと思えば、キューバン・ルンバやクンビアのリズムを盛り込んだ自在なm-2で近代社会に警笛を鳴らし、タンゴのダンス・リズム=ミロンガで書かれた佳曲「金と銀」(チャルロ=マンシ)m-3も新加入のピアノ奏者がもたらしたジャズの要素とフォルクローレ・リズムのカンドンベが絡んで旧来のイメージを刷新、ミロンガ・ジャズの様相を呈す。ペルーのトラッド曲m-4ではアフリカ伝承の複合リズム”ランドー”を前面に押し出し、ギターの澄んだ響きと共に声量に富んだ女性ヴォーカルが爽快に唄い上げる。ソフト・サンバ〜ボサ・ノヴァに挑戦する「団旗」m-7やペルーの黒人音楽ペペ・バスケス作の”フェスティーホ”リズム曲「黒いリズム」をカヴァーしたm-8などルーツ・リズムの振り幅は自由自在。他の自作曲群でもフォルクローレ・ジャズなどとしてニュアンスだけで穏やかにまとめようとせずに、リズムとハーモニーに拘ったバランスを保ち続けてくれるので、幾度となく耳を通す度に新たな発見を繰り返す、そんな魅力の詰まったアルバム。マスタリングはタンゴのカタログからK.ヨハンセンやL.アリスティムーニョやM.ブスカグリアなど先端のアーチストまでを手がける名エンジニアーアンドレス・マジョ。


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伊藤亮介



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