2021/7/29売り切れました。
'70年代から'80年代に幾多のアルバムをリリースしているサンパウロのベテラン女性シンガー、セーリアの最新CDはレコード起こしかと見紛うヴィンテージ感たっぷりのアナログ・サウンドで'70s ホベルト・カルロスの知られざるレパートリーをレコーディングした”オウトロス・ホマンチコス”。ホベルト・カルロス=エラズモ・カルロスの黄金タッグ曲をひとつも含まないというホベルト・カルロス歌曲集では異例の試み。最近でもタイグアラ・トリビュートやアドニラン・バルボーザ100年など企画盤にシンガーとして参加するベテラン女性。アレックス・ヴィアナのピアノ、ホヴィウソン・パスコアルのヴィオラォン、チアゴ・ハベーロのジャズ・ドラムス、いまのサンパウロのミュージシャンたちによる落ち着いたアレンジメントと、たっぷりの声量で情感を込めて唄うサンバ・カンサォン直系の正統派、衰え知らずな歌唱は夜分じっくりとブラジル音楽に浸りたい気分のときに相性が良いです。タンゴ調に編曲された"jogo de damas" などもあり、一方では映画挿入歌のように雰囲気を持ったホマンチコの楽曲の良さを管とローズ・ピアノを従えて再認識させてくれる”atitudes"や、透明度の高いボサ・ノヴァに仕立て上げた”Quero ver voce de perto" など、いにしえのブラジル音楽名盤LP に退けをとらないクオリティは、リヴァイバル/リイシュー、新録ともに勢いを増すDJ ゼー・ペドロのJoia Modernaによるさすがのプロダクション。チアゴ・マルケス・ルイズのprod.。
試聴とボーナス・トラックのダウンロードは以下のオフィシャルweb で
http://musamusica.com.br/celiacantora/index2.html