JULIANA R

型番 YBCD 056
販売価格 1,572円(税込)
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2021/10/26 売り切れました。

"novo folk" 、もしカテゴライズし難い彼女の音楽を強いて形容するならこれが良いと語ります。フォークは音楽のフォークでもあり、仲間たちを示すフォークでもあり。1枚のEPリリースを経て、フェミニンで私小説的な日常を歌詞に載せ少しばかりノスタルジー、しかしエキセントリックなパウリスタの空気が漂う楽曲を収めた女性S.S.W.ジュリアナ R(エーヒ)のインディペンデントなアルバム。友人のマルチ・インストゥルメンタル奏者にしてレコーディング・スタジオ 12ドーラへスでオルタナティヴ性に富んだ音楽を生み出すファビオ・ピンクゾヴスキを中心にドラム、管やピアノ、チェロ....サンパウロのミュージシャンたちと作り上げられた自在で多彩なアレンジ。
折り畳むとディスクを包み込むように工夫された紙ジャケットのパッケージ、そしてレコード・レーベル/出版管理は独創性に富んだ良作を多く輩出するYB music が手がけているものの、本人が敢えてFNACや配給会社などに流通させずライヴ会場やweb などで手売りをしていくという、究極の自主制作なスタンス。

ブラジルで屈指のギタリスタのひとり - エヂガルド・スカンドゥーハのゲンズブールをはじめとするフレンチ・ポップへのオマージュ・プロジェクトでシンガーとして起用されている事でも分かる通り、その音楽はフランス・ギャルらによって”ロリータ・ポップ”として進展した'60年代のムーヴメント - イエ・イエの影響(彼女のフェイヴァリットのひとりジャック・デュトロンが有名)、それがブラジルに飛び火してのイエー・イエー・イエー ~ ジョーヴェン・グアルダ、トロピカリズモ、そしてジャマイカ録音を敢行したゲンズブールの足跡を辿るようにルーツ・ロック・レゲエのリズム、もちろん物憂い様に揺れる唄のメロディからはボサ・ノヴァのエッセンスを、とノスタルジー回帰な面を見せながら、アナログ・シンセや小物楽器の音使いからはサンパウロのミュージシャンならではのヒネリ、全世界的に進展するモダン・フォーク一線級の煌めきを感じさせます。現地ではヴェルヴェット・アンダーグラウンド(特にニコを形容して、だと思います)がいまのサウンド技術とエクスペリメンタル精神を発揮したかのよう、とも。ギターの酩酊輪廻するトーンに混じり独説を始めるようにアンニュイに唄う"Fuga"にはじまり、幾つか登場する英語詩の楽曲を挟みながら、特に評判が高いのがスペイン語で唄われるガラージュ・ポップのm-4 "El Hueco"「もし私のことを聞かないのであれば/もし私を理解してくれないのであれば/もしあなたが私を知らないなら/あなたにとって私は何の価値もないということよね」。"Since I've Met You"などU.S. カレッジ・チャートのトップに登り詰めそうなフォーキー楽曲群が特にお勧めです。

http://www.myspace.com/juliana.r

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伊藤亮介



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