2nd Edition です。
フォルク・パンクを自負するBs.As.インディペンデント・ポップ都市のアーチスト。放浪者的生活から沸き起こった
蒼きメランコリック旋律と秘められた情熱。
コワフール(フランス語で床屋)と名乗るアルゼンチンのアーチストで、日常から生まれた唄を軸にギター一本掻き鳴らしながら映像的な音を描いて行く、まるで疾走するボブ・ディラン、容赦しないベン・ワット、ミネラル・ウォーターを持ったサンセヴェリーノ、といった風情。しかしそこは南米圏、ギターは勿論ガット弦で自らを”フォルク・パンク”な放浪者と位置付ける。メランコリックなメロディの中にぎっしりパッションが詰まった蒼きポップ世界は、大都市ブエノス・アイレスの西側を生活圏とする彼らしいハイブリッドさを併せ持つ。「なんてツイテないんだ!スマートで新しい喋り方を探しているのに。もしかするとこれが真実か、僕らのしていることは本当に欲するものではなく、秘密を暴いているだけ。僕らの作ったこの瞬間も、この動きも?」と疾走しながら投げかけるm-1やアナログ・シンセやティンパニーを使って休日風景をドラマティックに描いたラブ・ソングm-2、ポスト・ロック調の浮遊感を漂わせた佳曲m-6は疲れた都会の景色を描き出す。スウィングやブルーグラス、アロハ調など多彩な彩りを交えながら駆け抜ける14曲はシンプルながらもインディペンデント・ポップ都市ブエノス・アイレスの若者のムードを体現している。
ハイメ・シン・ティエラ(a.k.a.エル・ロボット・バホエラグア)らヴィヴィッド・サイケなポップ作品をリリースするエスタモス・フェリーセスから。