ファン・フェアー(移動遊園地)のように色鮮やかで時にアクロバティックなリュー・ド・ラ・ミュエットの新作。ファシストの子供軍隊がわけもなく辺りを焼き払ってしまい、略奪された村の空には煙が立ち昇る・・命令されたことだけをやる軍隊の”ナイス”な物語というコンセプト。リュー・ド・ラ・ミュエットほぼ全ての作詞も手がけるパトリック(ユダヤ系)のダミ声vo.は時に語るように唄い、クラリネットやアコーディオン、バンジョーがメランコリックにイディッシュの旋律を響かせ、子供の頃に聞かされた怖い寓話のよう。m-15でシャルル・トレネ”ジュ・シャンテ”をカヴァー。
Rue de la Muette / Ma Mere traine au cafe...