Juan Fermín Ferraris / Jogo

型番 JOGO
販売価格 2,860円(税込)
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2022/12/1 CD売り切れています。

クリバスのフアン・フェルミン・フェラリス(p)のソロ2作目は、ピアノ・トリオの編成で 


2020年2月に来日ツアーを行うも、コロナ禍のまん延に伴い急遽帰国を余儀せざるを得なかった、アルゼンチンのコンテンポラリー・フォルクローレのグループ、クリバス。このグループのなかでは全曲のコンポジションとピアノ、詩的なセンシビリティを感じずには居れないヴォーカルを担当しますが、本作ではジャズのピアノ・トリオの編成で、全編インストゥルメンタルで挑みます。ピアノを担うフアン・フェルミンに、クリバスの盟友ディエゴ・アメリセ(b)、当店でリリースしている同郷ラ・プラタのS.S.W.ティンチョ・アコスタのアルバム「Silencio」にも参加するパブロ・ビアンチェット(drs)。本アルバムのテーマは「Jogo」(遊び)とのことですが、ことばもなしに詩的な叙情風景を描き出したり、洗練された空気のスウィングを繰り広げたり、寂しげな輪舞曲があったり、フォルクローレの様式を基にしながらも随所に即興のジャズ・マナーを散りばめ、豊かな自然情景の浮かぶ、アルゼンチンらしい音を紡いでいます。また、ブックレット代わりに3人の幼少の頃の楽器を携えた写真を封入、音楽をプレイすることの悦びや、音を通じた心の対話をコンセプトとしていることが伝わってきます。マスタリング・エンジニアはアンドレス・マジョ。



2014年にデビューしたクリバス(Cribas)は、2020年初頭の来日ツアーを経て、日本で今、最も受け入れられている現代アルゼンチンのグループの1つとなった。その中心人物、フアン・フェルミン・フェラリス(Juan Fermín Ferraris|ピアノ)の『35mm』に続くソロ名義2作目となるアルバムがリリースされる。伝統的ジャズ・トリオ編成でのオリジナル曲集だ。ピアニスト兼作曲家であるフアン・フェルミン・フェラリス以外のトリオの他のメンバーは、クリバスでも一緒に活動するディエゴ・アメリセ(Diego Amerise|コントラバス)と、セッション・ドラマーのパブロ・ビアンチェット(Pablo Bianchetto|ドラム)。


 ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)、マリオ・ラジーニャ(Mário Laginha)、アビシャイ・コーエン(Avishai Cohen)、シャイ・マエストロ(Shai Maestro)など、ここ数年で発表された世界のモダン・ジャズ・トリオの音楽に大きな影響を受けつつも、このトリオは、ラテンアメリカ民族音楽、ロック、現代音楽、ワールドミュージックと強くリンクし、またジャズ史におけるスタンダード楽曲とは曲の構造、アコースティック楽器の音色、即興演奏という要素において一線を画したアプローチとなっている。


 本作のタイトルは、「遊び」を意味するポルトガル語の「Jogo」であり、遊びの中で生まれる音楽に新たな価値を見出すという試みを行っている。このトリオは、繊細さ、親密さを損なわず、絶妙な遊び心を、演奏に内包している。ワールド・ジャズ / ラテン・ジャズの新しいアプローチを披露した極めて良質なアルバムが届けられた。(輸入販売元資料より)





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伊藤亮介



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