JUSSARA SILVEIRA / PEDRAS QUE ROLAM, OBJETOS LUMINOSOS

型番 602547326058
販売価格 2,547円(税込)
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『ピアノと遠鳴りする打楽器のリズム、しっとりとした曲調に慈しむような唄い口がピッタリとくるのがジュサーラ・シルヴェイラのアルバム。』
これは3作前の「Ame Ou Se Mande」発売の際に私が書いたコメントですが、まさにこの言葉がしっくり嵌まる待望の傑作がやっと当店にも入荷してますのでお知らせします。
海や川の匂い、水のしたたるMPBを唄わせたら天下一品のジュサーラ・シルヴェイラ。今回はミナス・ジェライス、クルビ・ダ・エスキーナスを形成するレジェンダリーなコンポーザーのひとり、ベト・ゲヂスの歌曲集。ジュサーラ自身の嘗ての名作と同様に鍵盤奏者サシャ・アンバッキ(モスカのゼロ年代の作品などでも知られます)のハイブリッドなアレンジが施されています。

昨年来日したフラヴィオ・ヴェントゥリーニらとプログレッシヴなバンド - 14ビスを組んでいたベト・ゲヂスの作る曲は、ミナス産の歌曲のなかでもドラマティックな転調をする場面が見られるのですが、そのベト・ゲヂスのレパートリーのなかでも詩人のホナウド・バストスとのタッグによる楽曲だけを抽出、ジャキス・モレレンバウンのチェロが美しさをひきたてるm-4"Amor de Indio"、室内楽アンサンブルが加わったm-9"Sol da Primavera"、鉄弦ギターのフォーキーなストロークに浮遊するメロディが甘酸っぱいm-10"O Sal da Terra" などの有名曲のモダナイズ、そして隠れた名曲の再発見という役割をも果たしています。フェンダー・ローズやエレクトロ成分から生ピアノまで適材適所にリリカルに繰り出す鍵盤の構成音、そしてサシャと共に共同プロデューサーに名乗りをあげるマルセロ・コスタのゴースト・ノートを効かせたハイパーなドラミングが現代的な印象をより増し、主にコントラバスをプレイするゼカ・アスンサォンとebをプレイするアルベルト・コンチネンチーノ、このふたりとの推進力をもったリズム・アンサンブル、そして詩的な成分を増すのがジュサーラの祈りにも似た唄声。まさに70年代のクルビ・ダ・エスキーナスをリスペクトしつつリノベイトすることに成功した作品。










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伊藤亮介



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