matias perez / luz serena

型番 LUZ SERENA
販売価格 2,628円(税込)
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'15/12/24 売り切れました

BsAsインディ・シーンのカリスマ、リサンドロ・アリスティムーニョや、ゆったりとしたチェンバー・ポップが魅力的なパラモのフェデ・ファルコンらと同郷、リオ・ネグロの小さな村で'89年に産声をあげたシンガー・ソングライターが手間と時間を掛けて丁寧に作り込んだアルバム。カルロス・アギーレ・グルーポでもお馴染みのフェルナンド・シルバ(b)やフェデ・ファルコン(vo)、素晴らしいデュオ作を発表しているS.S.W.のルーカス・エレディア(per)も参加し、コンテンポラリー・フォルクローレとメランコリーなアコースティックS.S.W.ものの折衷をいくような不思議な立ち位置の作品で、聴きこむほどに味が染み込んできます。

ナチュラルなクルーナーで、ゆったり時の流れるパタゴニアの平原を愛でる風と心を通じ合わせるように唄い、ギターを弾く。ギターだけでなく、チェロやドラムスにep、エレクトロ・ギアまで演奏するこの若きシンガー・ソングライター、マティアス・ペレスが'10年に制作を始め、同郷のミュージシャンを中心に参加を仰ぎながらじっくりと制作された短編小説集のようなアルバム。'12年に発表されたものですが、今こそじわじわと評価を高めていく時期ではないでしょうか。チャカレーラにジャズ・モードのピアノが新鮮なm-2"chacarera del um bral"、フェルナンド・シルバのフレットレス・ベースと生ギターのロングトーンのなか甘くメロウな旋律を囁くような親密さで歌うm-3"Amanhecer"、電子パッドとローズの音色にカンドンベのリズムという神秘的な出会いを果たしたアンサンブルをフルートとヴォーカリーズで牽引するm-6"candomberinho"、egのバッキングを主体にメランコリアに満ちた本来のスロー・ブルースを展開するm-7"volver jamas"、川沿いの瑞々しさを含有したAOR調のm-9"Dia Azul"やコンテンポラリー・フォルクローレの真髄をみせるm-11"Seguir"、マントラの瞑想に浸るようにオリエンタルな音色が紡がれる静かな光という意味のタイトル曲m-13"Luz Serena"まで、アルゼンチンのS.S.W,ものの繊細かつオープンな感性に魅せられた方から、クワイエットなコンテンポラリー・フォルクローレのファンまで、どちらにもオススメしたい幻想的な独特の雰囲気を醸し出す歌曲集。

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伊藤亮介



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