FRED MARTINS / PARA ALEM DO MURO DO MEU QUINTAL

型番 7SFM1
販売価格 2,060円(税込)
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'09年に現代のボサ・ノヴァ名盤として燦然と輝く傑作「Guanabara」を発表しているニテロイ出身のS.S.W.フレッヂ・マルティンス。新作はポルトガルのリスボンに舞台を移して録音されたアコースティック作品。ギニア・ビサウ出身の女性シンガー、ナンシー・ヴィエイラがゲスト参加。

静寂やメランコリーを感じさせる作品で多くその名を見かけるヘナート・ブラスが参加した冒頭の"Terras do sem-fim" はアマゾニアのルーツに根ざしたオーガニックな曲想ですが、続く神秘的なm-2"Novamente"をはじめ全体的な印象としては、フレッヂ自身のギター・ヴォーカルにチェロを加えた叙情エッセンスに溢れたつくりになっています。陽光降り注ぐサンバ・ヘギ調のm-4"Flores" はかつてゼリア・ドゥンカンが歌ったヒット曲のセルフ・カヴァー、フレッヂ・マルティンスの生ギター弾き語りで紡がれるメランコリーなm-5"Meu Silencio"、ナンシー・ヴィエイラとのデュオを披露するボサ・ノヴァ曲m-6"O samba me diz"、プッシュホンの呼び出し音を変調させて楽器として用いたm-8"Telefonema" のようなほっこりした楽曲もあったりとヴァリエーション豊か。国民的スター歌手マリア・ヒタがアルバム「Segundo」で採り上げたm-9 "Sem aviso"のセルフ・カヴァーは本作のプロデューサーであるポルトガルの鍵盤奏者パウロ・ボルジスの単音ピアノが切なさを際立てるほか、先述の"Novamente"とm-10"Tempo Afora"はネイ・マトグロッソが採り上げた楽曲のセルフ・カヴァー。一度海の外に飛び出た先から眺めた自身のキャリア、ついてはブラジル音楽というものを再構築しようという意気込みが感じられます。不思議とブラジルの外で制作された作品が、ブラジルのテイストを増しているということは多々あるものです。


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伊藤亮介



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