NICOLAS MOGUILEVSKY / LOS PELIGROS QUE NOS RODEAN

型番 METAMUSICA01115
販売価格 2,485円(税込)
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2019/3/1 売り切れました。

完全に独学なインプロのソロ・ピアノ、ウリセス・コンティprod.

音楽学校を出たり、誰か師匠についたりして音楽理論を学ぶひとは多いと思います。それが海の向こうにまで作品が知られるようなテクニカルなインストゥルメンタル・プレイヤーであれば、尚更その傾向は強いのではないのでしょうか。ところが、音楽が身近な南米アルゼンチンで、まったく音楽理論を勉強せずに感性のみでどこまで作品を完成させることができるのか、ということに挑戦した人物がいます。

ジャズがその身を通過したのは子供の頃に聴いたラジオ放送で。ジョン・ケージや自国ではモノ・フォンタナ、そして本作プロデューサーのウリセス・コンティ、優れたインプロヴァイズド・ミュージックを生み出すためには型に嵌らないやり方が求められます。ここにあるのは、音楽的基盤を持たざるものがただ感性の赴くまま木鍵に触れ、叩き、独特の間を保ち、紡ぎ出した未知なる不思議なハーモニー。映画音楽のワン・シーンのように暗闇から、鮮やかな光が溢れだすようなm-"1"からm-"2"の流れのように、想像力を喚起する音色が静かに横たわります。自身で素晴らしいソロ・ピアノ作品「Posters Privados」を発表しているウリセス・コンティはこの制作において、幾つかのアドヴァイスを送るのみに留め、誰でも優れた音楽を作り出せる可能性があることを証明したかったと語ります。曲名も無しにトラック・ナンバーだけが振られた全13曲が「私たちを取り巻く危険」、新古典主義のようにも、印象派ジャズのようにも聞こえます。

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伊藤亮介



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