MACA MONA MU / SEMILLAS

型番 semillas
販売価格 2,485円(税込)
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ブエノス・アイレス、親密なムードの"種子”というアルバムを温め続けた女性S.S.W.にブレイクの兆し
自身のギターと時にピアノ、身近にある風景や物を題材として扱い親密なムードで歌い上げる女性S.S.W.マカ・モナ・ムー。

'88年ブエノス・アイレスの生まれで、'08年にBMVレーベルにてソロ作を一枚、そして4人組バンド - ママ・モナとして'11年にアルバムを発表後すぐにバンドは解散、その間に書き溜めた曲たちを'13年までにマルチ楽器奏者でアレンジャーのリカルド・ロレンソと主役であるマカ・モナ・ムーが煮詰めて仕上げたのが本作、種子たちという意味の「Semillas」。川沿い音楽の瑞々しさを持ったギターの弾き語りを軸に、エフェクトやチェロ、カホンなどで彩りを増したミニマムでハンドメイド・タッチのテクスチャー。メキシコのリラ・ダウンズやフランスのザーズをフェイヴァリットに挙げていますが、冒頭の"Hormiguita" で見られるような母音の響きを生かした言葉の遊び、スイカの幻想なるテーマのm-11"La ilusion de la sandia"にラテン・アメリカのアコースティック・ミュージックが持つ朗らかさとユーモアを感じさせますし、m-2"Cancion" やm-9"Nudos" 、m-10"Guitarra"の弦楽やピアノ、多重コーラスの用い方はヨーロッパ音楽の優雅な洗練を思い起こさせてくれます。そして本作からm-7"Vos me doles" がカナル・トレセのTVドラマ"グァパス”で採用され、また同曲がリサンドロ・アリスティムーニョ主催の「非営利の音楽」プロジェクトに収録されて、隣国ウルグアイでもライヴを行うなど一躍注目を集めています。因みにこの"Vos”というのはアルゼンチンの西語で特徴的に用いられる二人称で、こういうところにポルテーニャとしてのこだわりを感じさせます。'15年になってからカフェ・ビニーロで本作のリリース・プレゼンテーションを持ち、フェスにも出演し始めるなど、ここまでじっくり育んできた温かみのあるハーモニーの端々から芽がほころび出しているかのよう。



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伊藤亮介



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