QUATERNAGLIA / XANGO

型番 7898614 901090
販売価格 2,984円(税込)
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ECMからのリリース実績もあるブラジルの室内楽ギター楽団ークアテルナーリア。今回もブラジル音楽のルーツ・リズムとクラシカルな室内楽、コンテンポラリー・ジャズの和声術を融合した厳かで美しい音色が響き合います。

6弦クラシック・ギター3本に7弦が1本、4人ともセルジオ・アブレウ製の楽器を用います。ブラジル国外での演奏実績も豊富でハバナで行なわれたギター・コンテストでは賞にも輝いているこのグループの新作は、20世紀後半の重要なクラシックのコンポーザー、アルメイダ・プラドがピアノ向けに書いた曲からタイトルが付けられています。ヨルバ族によってもたらされたアフロ・ブラジル文化の地域信仰神のひとつ、シャンゴーの名を被せられたm-2 "Variacoes sobre o tema de xango" は様々な感情の起伏を描き出した佳曲で、作家マリオ・ヂ・アンドラーヂもかつてエッセイの題材に採り上げています。近年のコンポーザーであるホナウド・ミランダがやはりソロ・ピアノ向けに書いた曲を編曲したりもしていますが、場面によっては奥行きのあるギターの残響がピアノの音色のように聴こえるときもあり、ギター四重奏の可能性を際限なく追求するこのグループの意趣が慮られます。本作から7年在籍したジョアン・ルイスが脱退しているのですが、その彼が残したヴィラ-ロボス "Choro N.5"のアレンジやm-9 ~ m-11の自作曲のクラシカルかつ研ぎすまされた表情、パウロ・ベリナッチ作m-12"Maracatu da pipa" の打弦・打胴でリズムを演出する技、さまざまなE.ジスモンチ曲の引用をしながら美しいハーモニーをひとつの曲中に凝縮したm-8"Sobre um tema de Gismonti"、変わったところではS.S.W.のセルジオ・モリーナがイタマール・アスンサォンの遺した未発表歌詞に曲を付けたもののインスト・カヴァーm-7 "Cancao sem fim" なども。


TV番組でのライヴ。5分30秒から。23分過ぎにも再登場します。

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伊藤亮介



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