CIcero / A Praia

型番 7898324311116
販売価格 2,485円(税込)
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2017/6/3 再入荷しました

蒼きフレーヴォに涼しげなマルシャ。散文詩にクルーナー・ヴォイス。カリオカのミニマリスタ - シセロの3作目。

前作「Sabado」の最終曲の第二部 "Frevo por acaso No2" から始まることでも分かる通り3部作の最終章という位置づけが本作。クールでセンチメントな印象を与える唄声とそのメロディはそのままに、少ない音数のアンサンブルの基盤となっているのは、フレーヴォ、マルシャ、バイーアォンにブレーガとブラジルのリズム。そこにポスト・ロックで培われたサウンド・エッセンス、egやアナログ・シンセのトーンを加えて現代の時代性を反映させています。マーロン・セッチがトロンボーンで参加して生楽器と電気楽器が共存する前述の冒頭曲やm-5"O bobo"でみせる今のブラジルのロック・アーチストならではの佇まい。幻想的な電子オルガンのロング・トーンにサンプリングかと見紛う音響処理の為されたスネアのリフレイン、そこに被るエンボラーダ調のコーラスが印象に残るm-7"Isabel (carta de um pai aflito)、ギターのカッティングとウイラ・ブエノのドラムスを基準に憂いを払うように唄い上げるm-8"Alvatroz"、ゲストの女性シンガー-ルイザ・マイオールを迎えてオルゴールの音色を思わせるメタロフォンとユニゾンする生ギターのアルペジオで子守歌のような風情のm-9"Cecilia & a Maquina"、今回も共同プロデューサーを務める鍵盤奏者ブルー ノ・シュルツのピアノ和音に導かれるように管弦と壮大なメランコリア風景を描くm-10"Terminal Alvorada" まで、サウンド・アートとして観ても想像力を喚起するような音がいっぱい詰まった格好良い一枚。



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伊藤亮介



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