アルゼンチンのコンテンポラリー・ジャズで未だに語り種となる伝説のグループ、キンテート・ウルバノの創設メンバーとして、オスカー・ヒウンタ、フアン・クルス・デ・ウルキサ、ロドリゴ・ドミンゲス、ディエゴ・スキッシと共に活動したベース奏者ギジェルモ・デルガードの初リーダー作。自身のトリオを率いて南米フュージョンな作品を発表しているギタリストのレアンドロ・カシオーニ、プログレッシヴなフォルクローレで衝撃を与えたアンサンブル・チャンチョ・ア・クエルダのパーカッショニスト、アグスティン・ルメルマンとのトリオを基盤に、リリアン・サバ(p)、マルセロ・チオビ(quena) 、ソロ傑作で知られるマルセラ・パッサドーレ(vo)、ティピカルな情念系シンガーのフアン・イニャキ(vo)らをゲストに、レギサモンやユパンキにエドゥアルド・ファルーといった古典フォルクローレからオスカー・アレンやフアン・ファルーらの近年の楽曲までを活き活きとした鮮度の高い手触りで解釈。ギジェルモのコントラバスのみを背景にマルセラ・パッサドーレが歌うm-7"Soledad Jujuy" は聴きどころ。
Guillermo Delgado Grupo - Peoncito Viñador (Café Vinilo) from Sebastian Chuffer on Vimeo.