'15/5/15再入荷しました。
アレハンドロ・グショト(vo, g) とのデュオや34プニャラダスでの活動など、新しい世代によるタンゴのシーンで活躍するギター奏者のダリオ・バロッツィ(バロッシ)のソロ・ギター作品は、コンテンポラリー・フォルクローレの世界観。
アルゼンチン音楽に根差した拍感を根底に感じながら、別動の爪弾きを見せる低音と高音で川の流れ行く風景を彷彿とさせるオリジナルのハーモニーを構築。指板上を駆け巡る粒の立った音色と柔らかな残響がとても心地よい好盤です。インストゥルメンタル作品ながらメランコリーな旋律が物語性を感じさせるm-4 "Una celebration (e.d.m.f.d.m.)" 、アンドレ・クエルボ監督のドキュメンタリー映画「
El Retrato Potergado」の為のコンポジション m-5"Escena nocturna" 、m-6"Entreverando" の劇的でミステリアスな音像から、m-7"Paraiso Kamikaze" のように薄くエフェクトを掛けたトラック、m-9"Idilio andino" のパーカッションに見立てたギターの牧歌的な響きに安らぎを覚える瞬間、緑豊かな自然風景が脳裏に浮かぶm-12"Argentina" まで、曲中でアクセントとなる技巧も挟んで場面転換をしながら一気に聴かせてしまうこのスキルにはただ驚くばかりです。