'16/9/11 売り切れました
ジャヴァンのアルバム「Milagreiro」辺りからのバック・メンバー、そしてノヴォス・コンポジトーレス周辺ではダニ・ブラッキのツアー・メンバーも務めるベース奏者のセルジオ・カルヴァーリョ。故郷マナウスに広がるアマゾンの原風景をモチーフにした澄み渡ったアンサンブル、サンパウロを拠点にする同世代のプレイヤーたちと作り上げたオリジナル・コンポーズのブラジリアン・ジャズ、インスト作品。チアゴ ・"ビッグ"・ハベーロ(drs / ダニ&デボラ・グルジェル・クアルテート)との共同プロデュース。
数年前に亡くなった父のことを思い浮かべて描かれたというm-1"Meu Velho" やm-5"Ambar"、m-9"Wadi"、マナウスのオレンジ色の空を想うm-2"Ambar"、中東の紛争地帯に平和が訪れるようにとの願いを籠めたm-7"Oriente"、どれもサンバ・ジャズやブラジル・ジャズ・フュージョンのフォーマットに則りながらも、しかしどこまでも拡がるような浸透度と洗練された構成音で紡いでゆくコンテンポラリー・ジャズのスタイルを貫いています。タチアナ・パーハ「Inteira」でもお馴染みのチアゴ・ハベーロ(drs) とコンラード・ゴイス(g)、epからモーグまで操るアジェノール・ヂ・ロレンツィ(key)とマルセロ・フレイタス(ts, ss)、本作の芯となるセルジオ・カルヴァーリョのeb、それぞれが唄もののバックも多く手掛けるプレイヤーたちだからか、マルセロをはじめとして、節々でリードを採る楽器を見事に唄わせています。