煌めいた蒼いシーズンを思い起こさずには居れないフォックストロットとネオアコの融合が為された冒頭曲"Me aburro"、ウルグアイの女性シンガー - アナ・プラダがゲスト参加、南米のアコースティックなワルツの親密なムードに胸躍る"Mirtha"、爪弾くアルペジオと優しい唄い口が寂しさを紛らす"La mura"、 半音ずつ下降する和声とヴァイオリンとコーラス・ワーク、パルマの大道芸感にグッとくる"A la montana" と4曲目までの秀逸な流れ。女性シンガー - エミリア・シエデの唄声と
トミ・レブレロがバンドネオンで参加したm-9"El isleno"、フォルクローレのセンチメントなフィーリングにゲスト参加の
パブロ・グリンホトのヴィオラなど弦楽で劇的な物語性をもたらすm-10"Las palabras"、出だしなどSP起こしの発掘音源かと見紛う程にプリミティヴな早口ソング"A canuto"...聴きどころの多い作品です。中盤のロック・テイストな曲"No todo el tiempo" にマルティン・ブスカグリアがゲスト参加。