2020/1/11売り切れました。
サンパウロ大学出身でラヴェルやドビュッシーをソロ・ギターの調べに落とし込むという研究を行って来たヂオゴ・カルヴァーリョと、同じくサンパウロ出身でミュージカルの舞台にも出演しているヴァイオリン奏者のレオナルド・パドヴァーニのテクニカルな若手インストゥルメンタル・デュオのアルバムは、吹き抜ける風のように澄んだオリジナル・コンポーズから、ピアソラ"Night club 1960”、ジョビンがTVシリーズの為に書いた"Bangzalia"、サティ"Gnossienne 3"やチャイコフスキーのバレエ組曲"くるみ割り人形"から”コンペイ糖の精の踊り”、ドビュッシー"夢想"、 フォーレ"夢のあとに”などクラシック印象派のロマンティックな調べを、インストゥルメンタル・デュオ用に編曲。オリジナル・コンポーズではバイーアォンのリズムやショーロ的なフレーズを随所に散りばめ、ブラジル音楽としてのアイデンティティを、そして印象派の楽曲たちでは静かなる音の隙間から、技の応酬となる速いパッセージまでをサラリと。これは衝撃的なインストゥルメンタル・アルバム。