Lucy Patane & Marina Fages / El Poder Oculto

型番 MARDER 005
販売価格 2,200円(税込)
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ラテンB面集を女性たちのみで現在に蘇らせるラ・タラダスのメンバーでもあり、ギターを始めとする擦弦楽器の多くをこなすルーシー・パタネと、クラリネットに歌にギターにとマルチ奏者で美術家でもありブエノス・アイレスで友人たちとインディー・レコードショップを経営するマリナ・ファヘス、ふたりの女性デュオによるエクスペリメンタル・フォークでハンドメイド・タッチに親密な可愛らしい商品集、届きました。


冒頭"Botanico" からダミアン・ベルドゥンのインスト作品にも通じるような開放弦のチャランゴやギター、バンジョーのデュオ・アンサンブルと伝統打楽器、円やかな音色のクラリネット旋律でコンテンポラリーなフォルクローレの彩りを見せたかと思えば、m-3 "Como piedras" やm-6"La sangre en la boca del lobo"、m-9"Jacaranda" ではマリナ・ファヘスの無垢な少女のようにキュートな唄声で、エキゾチックに響くモダン・フォークの様を呈します。そしてオープン・アンビエンスでムビラと歌に雑踏音が交じりあうm-8"La isla alberdi"や、ギター二本の紡ぎ出す音の奥行きに重きを置いたm-11 "K" やm-12 "AE" はエクスペリメンタル・フォークのインスト作としてたゆたうような浮遊感を。
経歴を見ただけでその希有な存在が浮かび上がってきます。ふたりは高校生の頃にハードコアのバンドを組んでおり、その後インディ・サイケ・フォークのエル・トロナドールというバンドでノセッソ・レコード周辺のアーチストとして活動、サンプルも聴いておりましたがリビドーが詰まった面白い音だったのを記憶しています。そしてその頃よりマリナ・ファヘスはディスク・ショップ - メルクリオで働き、インディペンデントな音源の多くに触れて来ています。昨年にはマリナ・ファヘスのソロ・アルバムが日本国内盤としてリリース。このデュオはヨーロッパ・ツアーに出掛けるなど注目を浴びています。カヴァー・アートはルラ・バウエールによるもので、裏面に本当のふたりの姿が、表面には特殊メイクなのでしょうか、年齢を経たような表情のふたりが映し出されています。





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伊藤亮介



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