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L'Air de Rien / Luttopie

型番 luttopie
販売価格 2,619円(税込)
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マラソンし続ける祝祭のリズムにクレズマー音楽や東欧音楽の郷愁、唾を飛ばし鋭い言葉を浴びせ続ける活弁士のような仏語ヴォーカルにブラスのファンファーレ。強烈なパッションが此処にギッシリ。レ・ゾグル・ド・バルバックのメンバー”フレッド”がゲスト参加!

フランス南西部トゥールーズ出身のvo&g, contrabass, ds, tp, tb, cl 高いポテンシャルを誇る演奏家六人による”レール・ドゥ・リヤン”(奇しくもテテの2ndアルバムと同じバンド名)の2ndがこの盤になります。ニュース記事にユーモアを加えた日常風刺と、ごろ併せで転がるように発せられる言葉達。フランス語の歌詞というのも彼等の音楽の大きな特徴の一つです。社会問題に言及したファンファーレ・スカ「これは何にもならない(m-6)」、言葉遊びに終始するマヌーシュ・スウィング曲「愛、それはバカなもの(m-5)」や至上最長の曲名をもった「この唄の名前は無しです、しかし残念なことを申し上げると、彼女の名前が無しなだけでなく、彼女の名前が”無し”そのものなのです(m-4)」は軍隊の行進にも聴こえるタップダンスとチューバに掛け合いで進行してゆきます。身の回りのニュースを風刺した「レッツ・ゴー・子供達(m-1)」は変幻自在の高速ビートとクレズマー調の旋律が交錯して焦燥感を煽り、ブラスによるファンファーレ・フレーズは吹きっぱなしにせず、オチをつけるかのようにトランペット、トロンボーンとクラリネットが掛け合うユニークなスタイルがタイトル曲m-2やm-6に見られます。東欧音楽の寂寥な雰囲気とフリー・ジャズのようにハードな手法を推しだした「グザヴ・サーカス」m-7、生ギターのストロークとイディッシュなクラリネットにトランペットが主旋律を分け合い間の手を入れていた唄がそれを凌駕してゆく変わった構成の「どんちゃん騒ぎの人生(m-8)」、”跳ね”を強調したリズム・ワークが秀逸な「戦場(m-9)」、アコーディオンが叙情的なインスト・ワルツm-10、バンドが敬愛するレ・ゾグル・ド・バルバックのフレッドが参加した「百万の子供達(m-11)」、チェロのノイズや奇声とチューバにタップダンスで成り立つ曲まで、愉快で手練な曲芸と詩的な表現がギッシリと詰まった濃い内容の全14曲。ジプシー・ブラスやラスティックなルーツ音楽が好きな方は勿論、ソウル・フラワー・ユニオンなどがお好きな方にも是非聴いて頂きたいアルバムです。


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伊藤亮介



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