Sofia Escardo / Por los mares

型番 SOFIA 01
販売価格 2,200円(税込)
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'74年生まれの女性SSW / アコーディオン奏者 ソフィア・エスカルドはダリオ・リポビッチの奥さまであり、ふたりの小さなお子さんの母親でもあります。初のソロ作はピアノやアコーディオンに唄を中心に据え、チェロ、コントラバスやヴァイオリンにクラリネットのバンドを従えて内面から沸き上がる詩情、コンテンポラリーなフォルクローレの澄んだ旋律からフレンチ・シャンソンのノスタルジーまでを感じさせる傑作。アート・ワークを手がけたメキシコの画家ベンジャミン・バリオス aka シッダールタ・バッビイの絵を小ポスターとして封入、ブックレットは別にデジパックに貼付、と手の込んだ装丁も魅力的。

ジャズと合唱隊を纏め上げたプロジェクト"コーサ・デ・ネグロ”などを主宰し、先のリポビッチのアルバムでもピアノを弾いたカミロ・レイネルス。モギレフスキーとのクレズマー・デュオや太鼓サークルの主宰などで知られるセーザル・レルネル。ふたりのピアニストがアレンジと演奏を分担し、曲毎に編成と表情を変えます。リオプラテンセス(川沿い音楽)の瑞々しいエッセンスを多分に含んだピアノと歌旋律でインティメイトに始まる"odiseas" はアート・ワークの通りのギリシャ神話的な印象を与えます。場面が変わってワルツにバス・クラリネットが絡み合う"vals de salon"はシャンソン・フランセーズのデカダンなムードを踏襲した現代的なシャンソン・ポルテーニャ。自身のアコーディオンと唄で荘厳な聖歌のムードを醸し出す"black is the color" は米国のトラッド、またレナード・コーエン"who by fire"も採り上げながら、やはり耳を惹くの"ジムノペディ”のメロディに載せてサティへのオマージュを贈った"monsieur erik"。フカフカしたリズムに欧州のおとぎ話のようなムードを持ちながらも、フェルナンド・ペソアの詩を曲中引用する”sientimientos"、アコーディオンで弾き語る"ancho y sereno"など夢見心地にさせるソフィア・エスカルドの音使いと神秘的に響く唄声に、ついつい耳をそばだててしまうこと必至。ブエノス・アイレス発のサロン・ミュージックが如何に高いポテンシャルを持っているかが伺い知れます。

http://www.myspace.com/sofiaescardo


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